今シーズン2回目のツアーで、定番の裏磐梯に出かけました。冬型の気圧配置が強まり、厳し目の天候でしたが、二日とも予定コースを消化することができました。
ツアー初日は猫魔スキー場から雄子沢のコースです。お馴染みのコースですが、今シーズンは猫魔スキー場のフラィイングキャットリフトが休止されているため、中央のディープキャットリフトから入山します。出だしがかなり急斜面のトラバースになっていて、トレースもなく緊張します。
トラバースを抜けると緩い傾斜のブナの二次林で、無理なく滑ることができます。
凍結した雄国沼を横断するとき、ガスに巻かれて完全なホワイトアウトになりました。真っすぐ歩いているつもりが風下に押しやられて道に迷いそうになりました。
無事に雄国沼休憩舎に入りホッとします。今日のような天候の日は小屋のありがたさが身に沁みます。
雄子沢入口まで緩い登りなので、ウロコ板の人はそのまま、フラット板の人はシールを貼って出発します。
今回のツアーではエインジ君がトップをやってくれて助かります。
雄子沢は川床のコースを採ったので、何回かスノーブリッジを渡りました。
順調に進んで雄子沢口に15時半に到着。余裕をもって宿に入ることができました。
今回は磐梯桧原湖畔ホテルという新しい宿泊先に泊まります。
すき焼きコースの夕食はお肉が山盛りで美味しかったです。
かなり大きなホテルで空いていました。スキー客はいなくてワカサギ釣りの人ばかりです。
部屋で二次会。赤ワインを飲み比べてついつい飲みすぎました。
翌朝は洋朝食。ホテルの朝食は優雅で良いものです。
女性陣も満足。
二日目のツアーはグランデコから西大嶺の南西尾根です。
今日もエインジ君にトップをやってもらいます。
トレースがいつもより東寄りで、早めにゴンドラからの道に合流します。
そのあとも東寄りにトレースが付いていて、偽ピークの右側を巻いているようです。
オープンバーンにトラバースの跡を見つけたので、偽ピークの西方へ回り込みます。雪は安定していますが雪崩に要注意です。
偽ピークの西方を南西尾根に乗るまでトラバースして、そこから風の弱い場所までシールを貼ったまま滑降します。
少し下ったところでシールを外し、ランチにします。気温が低く風があるので余りゆっくりできません。
ランチのあとは、南西尾根のパウダースノーを楽しみ、沢筋を越えてスキー場に戻りました。今回のツアーは天候が厳しめでしたが、猫魔の新アプローチと、新しい宿の開拓ができました。