今年は夏休みが取れなかったので、12月にお休みをいただいてスペインに出かけました。古い街並みやイスラムの遺跡、ガウディの建築など見所が多く、美味しいスペイン料理もあり、楽しい旅行になりました。
スペインの首都マドリードから旅が始まります。自由時間があったので市内をそぞろ歩きして、太陽の広場にやって来ました。
こちらはマヨール広場です。クリスマスの飾り物を売る屋台が沢山出ています。
ピカソのゲルニカを見ようと、雨の中を30分ほど歩いてソフィア王妃芸術センターまでやって来ました。
ゲルニカに圧倒されましたが撮影禁止なので、ダリの作品を一枚。性的妄想をシュールな絵にした傑作です。
翌日は、移動の途中でラ・マンチャの風車を見物します。
ランチは郷土料理の豚のロールカツを頂きます。ベーコンを芯にして豚肉を巻いて揚げたもので、素朴な味でボリュームたっぷり。
午後からコルドバのメスキータを訪問します。10世紀に完成した世界最大規模のイスラムのモスクです。
白と赤を組み合わせた二重アーチの空間は、荘厳さにめまいがしそうです。
すぐ近くに旧ユダヤ人街があって、迷路のような小路に花が飾られています。
一本細い路地に入るとこんな感じです。
グラナダに移動してホテルにチェックインしたあと、アルハンブラの夜景が見える丘に登りました。これからフラメンコショーを観に行きます。
ロマ族の洞窟を利用したステージで踊るフラメンコ。手腕を構えて足を踏み鳴らすダンスは、迫力満点でした。
翌日は憧れのアルハンブラ宮殿へ。かってスペインを支配したイスラム王朝最後の宮殿には、幾何学模様のタイルや彫刻が所狭しと飾られています。
諸王の間のアーチには緻密な装飾がびっしりです。
王様の住居であったコマレス宮です。コマレスの塔が鏡写しになって輝いています。
12頭のライオンが水盤を支えるライオンの中庭は、アルハンブラ宮殿のハイライトです。
見学を終えてバレンシアへ移動。今日の夕食はパエリアでした。
翌朝、バレンシアの街を散策します。石畳や古い建物が沢山ありとても素敵な所です。
由緒ある建造物には、手の込んだ彫刻が施されています。
中央市場には生ハムやチーズなどご馳走が一杯売っています。酒屋ではグラス売りのワインも楽しめます。
バレンシアからバルセロナに向かう途中でタラゴナに寄ります。地中海バルコニーという公園で、添乗員のIさんと記念撮影。
ローマ時代に栄えたタラゴナには遺跡があります。こちらは悪魔の水道橋です。あっという間に出来たので悪魔の仕業と言われたそうです。
バルセロナにやって来ました。ガウディ巡りその1はグエル公園です。
ガウディが愛したトカゲ君。
ガウディ巡りその2はカサ・ミラです。高級マンションとして建てた建造物ですが、波打つようなフォルムが強烈な印象です。
カサ・ミラの屋上には衛兵の姿を模した煙突がいくつもあり、怪異な感じすらします。
そしてその3は有名なサグラダファミリアです。1882年着工でまだ建設中ですが、ガウディ没後100年の2026年に完成予定とのことです。
13時半の入場チケットを持っているので、近くのタパスレストランでカバ(発泡白ワイン)をいただきます。
教会の中に入ると青と赤のステンドグラスが輝いています。
巨大な大理石の柱が立ち並び、奥には主祭壇が祀られています。このあと鐘塔に登り、らせん階段を下りてきました。
午後のフリータイムはバルセロナの街歩き。地下鉄リセウ駅前にはホアン・ミロのモザイク画があります。
そのまま、そぞろ歩きでピカソ美術館まで。こちらはベラスケスの絵をピカソ流に描き直したラス・メニーナスです。
夜のとばりも下りて夕食はバル巡りへ。
美味しいワインとピンチョスをいただきました。