2020.10.3(土)、曇り、風弱し
成田空港(8:20)→大分空港(10:10)→両子山(11:30~14:00)→別府北浜公園→別府鉄輪温泉(泊)
2020.10.4(日)、晴れ、風弱し
鉄輪温泉→地獄巡り→長者原→九重夢吊橋→日田温泉(泊)
2020.10.5(月)、晴れ、風弱し
日田温泉→日田豆田町→大宰府天満宮→福岡空港(14:50)→成田空港(16:40)
コロナ禍でずっと家にこもっていましたが、ジェットスターのクーポン券があったので大分県の温泉に出かけることにしました。別府で地獄巡りをしたり、天領日田で往時の賑わいを感じたりして、大分の魅力を発見する良い旅行になりました。
久し振りの旅行の行く先は大分県にしました。今回はほとんど観光で温泉メインのスケジュールです。
とはいっても、折角大分空港に行くので両子山だけは登ることにしました。大分県のたんこぶのような国東半島の真ん中にある山です。登山口は天台宗別格本山の両子寺になります。
奥の院の手前からお山巡りコースに入ります。
ふみ跡程度の結構険しい道で、スニーカーでは厳しかったですが、虎ロープを伝って頑張ります。
電波塔のある山頂が見えてヤレヤレです。それなりに山っぽい道でした。
一等三角点のある山頂で記念撮影。温泉旅行と銘打って連れてきたRちゃんに悪いことをしたかと思いましたが、いつものことだからと言ってくれました。
両子山から別府市街にやって来ました。ここは北浜公園の近くで、岳ちゃんが建築関係のゼミにいた時にコンペで再開発した場所です。
別府湾を望む公園はきれいに整備されていて気持ちが良かったです。
少し戻って別府の鉄輪温泉に着きました。別府温泉を訪れるのは初めてです。至る所に源泉があり、旅館が専用の地獄蒸し窯を持っています。
小さな宿ですが、温泉が2つあって貸し切りで使わせてもらえました♡。
じゃらんで全国一番になったそうで、風呂よし、料理よし、でも家族経営の素朴な感じでとても良い宿でした。
とにかくお料理が美味しかったです。名物の関アジ(左上の写真)は40cm位あって大きさにびっくりしました。
二日目は別府名物の地獄めぐりに出かけます。ここは宿からほど近い白池地獄です。
続いて海地獄。宿の人のお勧めだけあって、吹き上がる蒸気などの迫力がすごいです。湯温も100℃近いそうです。
最後に血の池地獄へ。色々な温泉に行っていますが、こんなに赤いお湯は見たことがありません。
流石は別府の地獄を代表する源泉。適温に冷ましてもらえれば浸かってみたかったです。
お天気も良いので、やまなみハイウェイを走って長者原を訪ねます。
広々とした高原に九重連山が連なる素敵な所でした。次回はぜひ九重登山に訪れたいです。
日田へ戻る道の途中で九重夢大吊橋に立ち寄ります。長者原から流れ出す鳴子川渓谷に係る大吊橋は、長さ330m、高さ173mで日本一だそうです。
全く観光用の施設ですが、よくこんな吊橋を掛けたなと思いました。
日田の薫長酒蔵にやって来ました。元禄時代から続く酒蔵で、見学用の施設や試飲コーナーなども充実しています。
古い蔵の二階には昔の酒造りの道具が展示されていて興味深いです。
早めに今宵の宿の日田温泉に入り、目の前に広がる三隈川を眺めてのんびりします。鵜飼いを見たかったのですが週末だけとのことで、次回のお楽しみに取っておきます。
時間があったので、歩いて10分程の天領日田洋酒博物館を訪ねることにします。
館内には、昔ニッカウヰスキーで使われていた小ぶりのポットスチルや、珍しい特性ボトルのウイスキー、洋酒メーカーのフィギュアなど3万点におよぶコレクションが集められています。
併設されたバーカウンターでは、館長兼マスターの高嶋さんが作る洋酒、カクテル類がいただけます。
宿に戻ってひと風呂浴びて、夕食のメインは三隈川で獲れたアユの塩焼きです。
お酒は本日見学に行った薫長の冷酒をいただきます。しっかりした辛口のお酒でした。
翌朝、江戸時代に幕府直轄の天領として栄えた街並みの残る豆田町を散策します。
白塀の古い建物には、昔から続く薬屋や菓子店などの商店が含まれ、往時の賑わいを感じさせます。
ふと目についた日田醤油の店内に、びっくりするような雛人形ミュージアムがありました。
江戸時代の人形を中心に、奥行きの広い館内一杯に飾られたおひなさまに、人の情念と時間の重さを感じてめまいを覚えるほどでした。
帰りの飛行機は福岡発なので、道すがら大宰府天満宮にお詣りします。
麒麟の像があったので記念に一枚。
無事に福岡空港に到着して、楽しかった大分旅行も完結です。昼食で一杯やってロングドライブの疲れを取りましょう。
空港の安っぽいレストラン「海幸」も侮れません。写真は「今日の鍋島」で種類の多いこと。隠し酒とひやおろしを美味しくいただきました。