*テレビとパソコン、それにステレオ*
去年の2月にマニサーレスに住んでいる日本人女性から、日本のテレビの多くの画面がインターネットで見れると聞きました。僕はNHKを見るため、毎月4,500円程を支払っています。録画装置がないので見逃せば二度と見れませんでした。ところがインターネットでは、NHKだけではなく民放のテレビ放送も録画で放送されているではありませんか?すぐにNHKの受信契約を解除しようと思いました。しかし2012年の11月の末日までの一年間の前払い契約だったので待っていました。こちらでは一度契約するとなかなか解約できないようです。2012年の初めに電話を解約し、インターネットの会社を変更するのに、この2社と大変苦労しました。ただNHKの契約は前払いなので、契約期間が切れると問題なく解約できました。しかし契約解除書類を出すのに何回もボゴタの事務所に行って苦労しましたが…。インターネットは本当に便利です。テレビは過去の番組のほとんどが見られるので、時間の制約がありません。テレビ番組だけではなく、邦画や洋画もそれぞれ数千の映画が見られます。また世界中の音楽も聞くことができます。
テレビは録画だけではなく日本で放送されている番組をそのまま見ることができます。KeyHoleTVと言います。これはNHKだけでなく民放10局程度も含めてなので理想的と思われます。しかしこの放送は画像が非常に小さくて、しかも不鮮明な上に、最近では約7分毎に番組が切られもう一度接続する必要があるので殆ど見ていませんでした。それがインターネットを見ていると2012年10月からNIJIと言うと会社が同じような放送を開始していたことを見つけました。12月のことでしたがいくら操作しても画像が現れません。そして11月に放送が中止されていることを知りました。そうしている内に、日本から20,000円弱で小さな装置を買えばパソコンで日本のテレビが7局と韓国のテレビが受信できるものを見つけました。普通は録画を見ているので余り必要とは思いませんが、買ってみようと思っています。
逆にテレビ画面からインターネットが見れたら、大画面で迫力があって良いなあと思っていました。米国では2年ほど前から既に売られているとインターネットで見ましたが、Fusagasugaのスーパーではいつも見ていたのですが売られていませんでした。ところが売っていたんです。首都のボゴタなのですが、2012年の9月に大きなスーパーで見つけました。日本製が欲しかったのですが、ソフトウェアが良くなくて番組を見つけにくいので韓国製を買いました。画面のもっと大きなものを欲しかったのですが最大で47インチしかありませんでしたのでそれを買いました。12万円位でした。将来もっと大きなものが出れば、また買うつもりです。ただインターネットの放送局が最大12局しか選択できないこと、それに選択する放送局のインターネット・アドレスを画面に表示されるキーボードから打ち込まなくてはならないことが少し使いづらいところです。一画面に12局しか表示されないのなら、第2画面、第3画面と作るのはそんなに難しくないような気がしますし、また、放送局名はコピーできるようにすればそれで済む気がするんですが… そのうち改良されることを期待しています。ボゴタへ行く楽しみが増えました。
僕は日本のテレビばかり見ていて、こちらのTV番組はあまり見ていません。スペイン語の勉強にはこちらのテレビを見る必要があるのですが、ほとんど分からないのでついつい日本のテレビを見てしまうのです。こちらのテレビには米国の映画が多く、スペイン語の字幕を入れて英語で放送しているものも多いようです。この前、映画「スパイダーマン」をスペイン語で見ました。宣伝が長く、その時測ったら6分間もある宣伝でした。日本のテレビの録画ではほとんど宣伝が削除されているので、大変不快でした。
2012年10月に1階と2階の窓のうち、雨に濡れて傷んできた窓だけを金属製に交換した。
12月2日にテレビの回線接続を変えました。2階の寝室にテレビと一緒にステレオも置いていて、そのステレオから一階まで配線してそこにスピーカーを付けて音楽を聞けるようにしていたのですが、もう一つステレオを買おうと思いました。でも、最近はホーム・シアターが出ていて、しかもカラオケもできる物が売られていたのでそれを買いました。ついでにカラオケのディスコも買いました。もちろんこちらの音楽なので僕には役に立ちません。インターネットで捜してみました。ありました。日本語の曲は4,500曲もあると書かれています。坂本久、フランク永井、松尾和子、石原裕次郎等、古い歌手のカラオケを沢山見つけました。スペイン語版、英語版も見つけました。インターネットは本当に便利です。マイクも買いました。マリアが450円で買ってきたマイクの音がもう一つ良くないと思ったので、フサガスガで一番高いマイク、と言っても2,000円位でしたが、を買いましたがほとんど音は同じでした。これでカラオケ大会をできたらと思っていました。12月15日、近所の若い女の人が寿司を食べたいと言っていたので、ちょうど良い機会だと思っていました。しかし、マリアが彼女だけでなく近所の人20人くらいを招待したので、我が家には入りきれずちょうど家の前に団地の集会場で食べたので、カラオケ大会は延期と言うことにしました。 *バイク* 2年以上修理屋で眠っていたSuzuki Savage 650ですが、とうとう修理できず2012年10月24日に友達のHernanにあげました。以前に、このバイクを持っている人が3人居ると言っていたバイク屋に行きましたが、今は誰も持っていないと言われました。最後に修理に出したボゴタの修理屋でエンジンを開いたらいくつかの部品を取り換える必要があると言われました。もう、きりがないのでHernanにあげることにしたのです。バイクが直らなくても新品の部品を売ることができるかもしれません。このバイク、5,000キロ弱しか走らずほとんど修理屋に預けていました。日本から買った45万円位の部品の内、20万円以上の新品が残っています。購入代、修理代を含めると、ボロボロの中古バイクに120万円位使ったことになります。こんな国で中古バイクを買うなんて大馬鹿者です。この辺りには道路が一本しかなく、1時間上がると交通渋滞のボゴタ、30分下ると真夏の暑さなので、バイクは不要です。ところで、このバイク2012年の5月まで僕の住んでいるフサガスガのバイク屋に預けていて、6月1日にボゴタの修理屋に運んだのですが、部品が無くなっており日本から1万円を払って取り寄せました。こちらでは修理に出したら余計に悪くなるようです。
2012年11月19日、死ぬ前のカブトムシが2階のベランダでモガイテいた。
*ガタヴィタの土地* バイクでは散々な目にあいましたが、ガタヴィタの土地が無事に売れました。結局270万円位で売りました。このお金を海外に送金してドルに交換しようと考えていたのですが、この国では銀行の処理が簡単ではないので止めました。現在はペソが高いので少しもったいない気がしないではありませんが、これを生活費に充てています。この国の人達はお金が余れば銀行に預金せず土地を買います。銀行は潰れる心配があるし、物価が年率で15%位も上がっているのに預金利子が安いからだけではなく、逆に毎月手数料を取られるからです。その点、土地を買えば、この国では土地はずっと値上がりしているらしく、とくにこの数年で近所の土地の値段は3倍位になりました。ガタヴィタの土地の売却はもう少し待っても良かったのですが、土地を盗もうとしている人がいると言う情報が入ったので早く売りたかったのです。その土地は僕が高く買い過ぎたこともあって少し儲かった程度でした。 *年金* 僕は年金を60歳からもらっていますが、今から考えると大失敗だったと思います。普通は64歳からもらえるんですが、いつ死ぬか分からないので75%支給でも良いから、早くもらおうと思っていたのです。ところが良く考えると、僕が死んだ後、妻に年金が支払われます。64歳になって、2012年の10月からは80%近く年金が上がりました。良く分かりませんが僅か4年だけ待っておればこの分も遺族年金になっていたのではないかと思います。そうすると今は5万円くらいと言われている遺族年金は10万円くらいあったのではないかと思う訳です。僕の妻は19歳年下なので、彼女の受ける遺族年金を考えると64歳からもらうべきだったと後悔している訳です。しかしこの年金、毎月16万円くらいしかありません。日本にいたらとても暮らしていけないと思います。僕は公務員で、毎月給料から引かれていたので真面目に支払ってきたはずです。これでは生活保護者よりも少ない金額だと思います。僕が30歳くらいの時役所を退職した人がいて、年金額を聞いたら僕の給料よりも多かったのでびっくりしたことを覚えています。団塊の世代には年金が安くなると聞いていましたが、まさか生活できないほどになるとは思っていませんでした。日本にいる皆さまは一体どうしているのでしょうか?
*眼医者*
2012年11月23日にフサガスガの眼医者へ行きました。良く覚えていませんが、数日前に何かで目を打ったようで目の中に傷が出来たようです。黒い指輪のようなものが見えて視界を遮るので大変気になるのでした。傷は残ってしまうと言われました。11月28日に2軒目の別の眼医者に行ったんですが停電で見てもらえませんでした。また予約をして3日後の土曜日に診察に行きました。こちらの医者はほとんどが予約に行き、診察日を教えてもらうようになっています。目を検査するのに問題のある左目に薬を入れられました。その薬のせいで、その日の左目の視力は低下したままでした。ところが驚いたことには、前日まではっきりと見えていた黒いリングが薄くなって少しぼやけているではありませんか。ちょっとだけ気が楽になりました。マリアが今度はボゴタの眼医者に予約を取っていたので12月26日に行きました。眼科医は問題なしと言いました。しかし、この日は両眼に視力の低下する薬を打たれたので、ボゴタの街をマリアに手を引かれて歩かなければなりませんでした。嬉しいことに翌日、さらにリングの像が薄くなっていました。あと1~2回同じ薬で点眼してもらうと邪魔なリングは無くなるような気がします。実は、マリアは僕と一緒に暮らすまで目の検査や治療を仕事にしていたのです。あの黒いリングが死ぬまで消えないと思って、気が重かったのですが何とかなりそうです。
健康第一、病気になると大変です。でも、コロンビアは医療が発達していて、何年か以前に、アルゼンチンの元サッカー選手マラドーナが死にかけの病気になりましたが、その時、ボゴタの病院に入院したくらいです。まあ、とにかく歳を取るといろいろ体の調子が悪くなってくるようです。
マリアの友達夫婦を招待して寿司を食べた。その後2012年12月8日には近所の人達20人位を読んで寿司パーティーを行った。。
*クレジット・カード* こちらでは買い物の支払いはほとんど現金でしています。この国でもクレジット・カードで支払いする人が増えてきましたが、僕は好きではありません。こちらの国では銀行すらあまり信用できないような気がします。その前にスーパーなんかでカードを使うと支払いに時間が掛かります。現金の方が速いのです。僕は銀行の預金カードは日本の物を2つ、シンガポールを1つ、それにコロンビアの銀行の物を1つ持っています。クレジット・カードは日本の物を一つ持っていますが、今年の3月で切れます。日本のカードを買っても日本の郵便局は危険だと言って送ってくれないのです。僕はクレジット・カードを余り信用していないので、今度は買わないつもりです。さらに問題があります。日本とシンガポールの銀行カードでは、マリアの名前を登録できません。日本語も英語もしゃべれないからです。しかし、米国のCitibankには日本語やスペイン語をしゃべる職員もいるので問題はありません。それで米国のCitibankにドルで口座を開きました。コロンビアのCitibankからの紹介で開けるんですが、特別なので5万ドルの預金をする必要がありました。少しお金が足りなくて今4.4万ドルを入金しています。2月にお金が入るので5万ドルにするつもりです。 12月26日にボゴタの眼医者に行った後、Citibankに行きました。この日は、多分無理だと思うけれども、コロンビアにドルの口座を作れないか、またそれが駄目でもクレジット・カードを作れないかと聞きに行ったのです。少し前に書きましたが、僕はコロンビアの銀行に一枚だけ銀行口座を持っています。8年ほど前にそのカードを発行してもらうのに苦労したことを覚えています。今回行ったCitibankでは米国のカードを持っているからなのか、簡単に銀行口座もクレジット・カードも作れると言われましたが、銀行口座は予想どおりドルは無理でペソだけだと言われました。それで銀行口座は諦め、今年の3月に日本のクレジット・カードが切れるので、それを作ってもらおうと思って値段を聞いてびっくりしました。一年で9,000円も掛かると言うのです。銀行口座カードと2枚発行してもらう場合は18,000円と聞きました。僕は日本のクレジット・カードに一年で1,000円ちょっと払っているので、それくらいの値段なら作ろうと思っていたのでしたが、この値段では止めにしました。それに僕は普段、クレジット・カードを使わないようにしているのです。日本にいる時に、以前旅行したニュージーランドの会社に2,000円程支払われていたことがありました。支払期日を見ると僕が日本にいた頃でした。クレジット会社に電話して支払った金額を返還してもらいましたが、インターネットでの金額の支払いは信用できないと思っています。ただ米国を通って旅行するときには米国の許可証のようなものが必要で、それは1,000円位で取れるのですが支払いが唯一クレジット・カードになっています。今後米国に行ったり、また米国を通ったりして必要なときには、誰かカードを持っている人に頼んで買ってもらうことにします。
2012年12月29日、2か月ほど前に額縁と時計を付けてくれるように注文していた浮世絵の刺繍がやっと出来上がってきた。。
*物価* コロンビアは物価が多分南米で一番高いと思うのですが、それでも日本と比べると安いと思います。僕は家を買ったので家賃は不要ですが、毎月9万円強の年金でギリギリ生活してきました。2012年の10月からは年金が増額されたので、しばらくは少し楽になりました。物価が安いのは大変結構なのですが、反対に日本ではなくなった問題があります。僕には幼い頃を思い出すようで懐かしい思いがすることもあるのですが… *ゴミ* まずその辺の道が全てゴミ捨て場になっていることです。日本でも僕の小さかった頃はそうでしたが、この辺の人は食べ物の包装紙等何でも道路に捨てるのです。日本では道路にゴミを捨てる人はほとんどいなくなったように思います。 *水道* これは日本では経験したことがありませんが、水道の蛇口から水が漏れるのです。我が家では2階の便所の水は蛇口が良いものを使っているので水が漏れませんが、一階の炊事場の水道水の蛇口からは良く水が漏れます。この蛇口にはゴム栓が使われているからです。今年の春に蛇口を新しいものと取り換えたのに3か月ほどしたら漏れ出しました。蛇口は2つあるので今、一方の水道の栓を止めて使っています。残りの蛇口から漏れ出すことを考え、ボゴタの大規模スーパーで店員に漏れない蛇口を、と言って買ってきました。包装紙を取ると同じゴム栓が使われている物でした。こちらでは店員の言うこともいい加減で信用できません。 こちらの水道水は信じられないほど汚いことがあります。8年ほど前に環境関係の仕事をしていた友達のHernan達と上水道場に行ったことがあります。最終処理水は少し色が付いていて、この水が本当に家庭に供給されて飲まれるのかと疑ったことを思い出します。とにかく中南米に来てからは水道水はそのままでは飲んだことがありません。我が家ではずっとフィルターを通した水道水を使っています。夜、寝る前に歯を磨こうとして透明のウイスキー・ボトルに水を入れました。びっくりしたことに透明でなく着色しているではありませんか!その日は歯磨きをせず、そのままベッドに入りました。去年の10月にお風呂を焚こうとして釜に水を張ったら信じられないと思いますが、本当に茶色の泥水でした。日本人は、徹はいつもオーバーだからな、と思うかもしれませんが、この話は本当ですよ。もちろん水は捨ててその日は風呂に入りませんでした。
*ガス*
我々が住んでいる住宅地には、電気は来ていますが都市ガスはまだで、ガス・ボンベに入ったプロパン・ガスを買っています。日本では想像できないと思いますが、ときどき約50㎝や1m位の高さのボンベを積んだトラックが団地にやってきます。我が家には炊事用の小さい物と風呂用の大きな物の2種類を買っています。炊事用は小さいので予備の物と2つ買っていますが、風呂用のは収納場所がないので一つだけです。風呂は大体60回くらい焚けますが、この頃になると何時ガス欠になるのか心配です。浴槽に熱い水が大体溜まってからガスが無くなれば良いのですが、少しだけ湯が出て冷水に代わると冷たくて入る気がしなくなるからです。この辺は一年中初夏の気候で、我が家の前にある冷水プールでは一年中人が泳いでいますが、僕は引っ越してきてすぐに足を付けてからは二度と入っていません。僕には、プールは汗だくになった真夏にだけ必要な物なのです。だから、湯が少しだけの時は風呂は諦めて、そのまま衣服を纏います。そのガスが年末の25日に切れました。61回目でそろそろ切れるかなと思っていたら、何と浴槽に10㎝程溜まったところでガス欠です。ちょうど髭を剃り頭を洗ったところでした。仕方がないので冷水で身体を流すだけにして浴室を出ました。ガスの問題は燃料が切れた時だけのことなので、さらに2週間ほど前からプロパン・ガスから都市ガスに交換する工事が始まっていたので、いつ切れるかと心配していたのですが、クリスマスに切れるとは思っていませんでした。いよいよこの田舎にも都市の便利さがやって来たようです。
*停電*
水道、ガスと来たら残るは電気です。日本ではもう50年以上も停電したことがないように思いますが、こちらではしょっちゅう停電します。最近は良くパソコンで日本のテレビを見ているので、停電すれば画面の色が少し変わるので分かることがあります。そうでなければ、我が家では日本から買ってきた温水洗浄便座を使っていて、停電すると温水供給ボタンが切れるので、停電していたことが分かります。このように日中の停電はそんなに問題はありませんが、文明生活に慣れた我々には、夜の停電は大変です。仕方がないので早くベッドに入って寝ようとしますが、いつも夜は遅いのでなかなか眠れません。
*近所に自転車の元世界チャンピオン*
フサガスガは何もない田舎の街ですが、何と、1984年に自転車の山岳ロードレースのツール・デ・フランスで優勝した男の人が住んでいます。今では3か所のモーテルや靴屋等いろいろな商売をして稼いでいます。去年、オリンピックの自転車山岳レースで優勝して、初の金メダルをコロンビアにもたらした女の人がいますが、その前にはこの人がコロンビアでは有名でした。その人が、わが団地に家を建てる土地を買っているのです。2か月に一回程度団地の皆が集まって集会をしますが、彼は一度も来たことはありません。住宅管理費は毎月支払っているようですが、銀行振り込みなので顔は見たことはありません。フサガスガの街中の大きな家に住んでいるそうです。
2012年12月30日、イルミネーションで飾られた教会前の広場。左はマリアの母。
*衣と食* 話が大きくなりましたが、もう一度小さい話に戻ります。電気・ガス・水道の話をしていました。次は衣・食・住と言うことになりますが、住に着いては今までずっと書いてきましたので、今回は衣と食について書いてみます。 「衣」については、この土地は一年中初夏の気候なのでT-シャツだけがあれば十分です。T-シャツは安いもので200円、高い物でも450円くらいで売っています。ズボンも綿パンやデニムの安いものを探して、500円から1,000円くらいで買いました。こちらでは靴も安いものがあります。既製品の安いものなら1,000円~1,700円くらいで手に入ります。革底の別注でも、2,000円~3,000円少しで仕立ててもらいました。もっともこちらの有名メーカーの物ですと1万円以上する物もありますが、僕には関係ありません。野球帽は200円くらい、時計は500円~1,000円、靴下は100円、パンツは向かいの家の奥さんに仕立ててもらったので少し高くて、一枚500~600円しました。これにサングラスの約250円、時計の500円~1,000円を入れて、それぞれ全身に最高の物を全てまとっても7,500円と言うことになります。 「食」については意外と高くて、食堂に入るとこんな田舎の街でも一人500円くらい掛かります。大抵は焼き肉か、中華料理店で焼き飯を食べます。フサガスガには日本料理店がありませんが、ボゴタには10~20軒ほどあって、安い所で一人1,000円くらい掛かりますから、こちらの国では相当な値段です。日本では牛丼が250円くらいでしたから、安く済まそうとしたら、むしろ日本の方が簡単かもしれません。
2012年12月30日、フサガスガでは11月の終りから1月の初めまで、夜になると家々はまぶしいまでの照明で照らし出される。
*日本の富士山の刺繍と時計* 2012年6月からマリアが刺繍に掛かりました。もともと彼女の母親が家の壁に飾る刺繍を習いに行っていて、もともと彼女が縫ってやると言って始めたものでした。絵は僕が浮世絵を選びました。35センチ×50センチくらいの大きさに、三度笠を被った人を二人描きました。絵は異なる浮世絵の3~4種類を組み合わせ、浮世絵は色彩が少ないので例えば空の色を藍から赤までの虹色に変えました。絵の上部から縫い始め、空の色の一番上の青の刺繍を少し終えた所で、母親の仕事をマリアが引き継ぎました。そして刺繍が完成に近づいた頃、刺繍だけならもったいないので時計を付けようということになりました。時計と額縁を付けてもらう費用が3,200円くらいしました。その時計をボゴタで作ってもらったのですが一度失敗して、完成まで2か月ほど掛かりました。年末の29日にマリアの姉さん夫婦達が来たので持って来てもらいました。僕は何もしませんでしたが、世界に一つしかないものですから大切にしたいと思います。 *米国への旅行は中止* ボゴタで知り合った日本人が、コロンビアの奥さんと米国のマイアミの北方の町に引っ越ししました。それで去年の10月頃彼らの家に行く予定をしていたのですが、9月に旦那が、10月に奥さんがコロンビアに一時帰宅したので行くことができませんでした。僕の方もあわやマイアミ行きの切符を買ってしまう所でした。3か月でコロンビアに帰って来たことを考えると、米国の滞在手続に不備があったのかもしれません。観光旅行で米国に入国した場合の滞在期間は3か月ですから… 彼がつい先日電話してきて米国に帰るのを3月にしたと言ってました。彼は74歳で、しかも英語ができないので大変だと思います。