早いもので3か月の日本旅行から帰ってきて、もう一年以上経ちました。年のせいか、最近は睡眠時間が少なくなりました。眠れないのです。普通、5~6時間で目が覚めます。早く寝ると暗い内に目が覚めるので、通常は0時を過ぎてから寝るようにしています。それでもすぐに眠れないことが多いので、アルコールを2日に一度程度、酔わないほどの量を飲んでいます。一か月ほど前に安い葡萄酒を売っていたので買いました。1リットルの紙パックに入ったチリの葡萄酒で、310円か320円位で売ってました。普通は500~600円位するのです。この葡萄酒は、コロンビアまで運んできてからパッキングしているのが安い理由なのかもしれません。まあ、とにかく嬉しくなって100箱ほど買いました。僕は、飲むと言っても寝る前に180㏄程度なので葡萄酒だけを飲んでいても3年程かかると思いますが、他に一升の紙パックに入った日本酒の「大関」や、ボゴタの知り合いに半値で売ってもらった無税のスコッチ “Grant’s”、それとまた別のボゴタの知り合いから買った“Ron”もあるので、しばらくはアルコールに心配はありません。これらも安くて、「大関」は1,500円くらい、1?のスコッチは1,000円ちょっと、Ronは500円位でした。
あと二か月ほどで、NHKの受信を止めるつもりです。今年の2月20日に、コロンビアのマニサーレスと言う街に住んでいる日本人女性が我が家に来てくれました。そして彼女が凄い情報をくれました。日本のテレビの録画が韓国や中国からインターネットで放送されていると言うのです。さらに邦画、洋画の映画も沢山放映されていると聞きました。日本のテレビも画像は悪いですが5~6局放送されています。テレビの録画は、時刻に関係なくいつでも見れるので、僕にとってはNHKよりも好都合です。NHKの入るテレビについては2台まで接続できますが2台目には追加料金が必要です。我が家はその1台分を同じ街に住む日本人に譲ってやりました。現在、我が家にはテレビは3台あるので別の放送会社とも契約しています。こちらの方は3台でも接続が可能なうえ、受信料は一か月900円です。NHKの入るテレビは家庭用電話回線料を入れて月額料金4,500円位ですが、家庭用電話は一年に1回も使わず、普通は携帯電話を使っているので1か月ほど前に解約しました。NHKの方のテレビは、一年契約で既に今年の9月まで支払っていたので、それまでは見ることができますが、録画の方が良いので余り見ていません。この他、インターネットでは世界中の音楽が聴けるので本当に便利です。インターネットは米国の大会社に取られる寸前に、あるアメリカ人が世界に公開したと読んだことがあります。この人にノーベル賞をあげて欲しいと思います。
2006年11月に買ったが5000km弱しか乗らなかったSuzuki Savage 650
Savage 650とマリア
ボゴタで売ろうと思っていたバイク、Suzuki Savage 650のエンジンが動かなくなりました。それで今年の6月1日に、ボゴタで最高の修理師と言われる修理屋に知り合いのクルマで運んでもらって持って行きました。しかしこのバイク屋、2か月経った今も修理にかかっていません。この国ではたいして驚くほどのことではありませんが、バイクの登録証等が10月に切れるので速く売却したいと思っていたので、ちょっと心配です。去年の10月に登録を更新してからは誰かに売ろうと思ってバイク屋に預けていたので、50キロも走っていません。それなのに、また何万円も払うのには抵抗があります。このバイクは、特にフサガスガに引っ越ししてからは殆ど乗っていません。2006年10月に買ってから5,000キロも走っていないのですから、全く話になりません。普通なら捨てるところですが、日本から全部で45万円くらいの部品を取り寄せているので少しもったいない気がします。もしボゴタのバイク屋が修理できないとなると、新品の部品をどうしようかと考えています。何年か前にボゴタのバイク販売店で、ボゴタにはこのバイクを持っている人が三人いると聞いたのですが、もう一度行って聞く必要があるかもしれません。多分教えてくれないと思いますが… この街フサガスガに来る4年前までは、標高2,700mのガタヴィタと言う美しい村に住んでいました。そこに住もうと思って2,000㎡の土地を買ったのですが、脳梗塞になり1,540mのこの街まで下りてきたのでした。この土地を売ろうと思って敷地に立て看板を立てていたのですが、やっとまずま ずの値段で買い手が見つかりました。
隣の土地に建った家
現在斜め向かいに建てられている家
7月26日のことでした。以前、マリアに何回か電話があったのですが、マリアが電話してもかからなかったと言うのでガタヴィタに行くことにしたのです。結局、その人とは翌日ボゴタで会いました。年配の建築士でした。ボゴタに行くと良く食べに行く日本料理店で会いました。彼は奥さんと一緒に来ていて、信用できそうな人なので売ることにしました。300万円弱です。50%ほど高く払って買った土地ですが、20%ほど儲かる値段で売る約束をしました。この国では年間の物価上昇率が15%くらいだと思うので、そんなに儲かっていませんが、この国ではよく土地が盗まれると聞くので、無事に売れれば一先ず安心です。今、土地代金の300万円弱をどうしようかと考えています。この数年コロンビアの通貨ペソが高いので、ドルに交換して預金しようかとも考えています。 4年ほど前の世界経済の停滞でドルが大きく値下がりしました。反対にペソが値上がりしているのです。2003年には1ドルが3,000ペソで両替できていたのに、2009年9月頃からはずっと2,000ペソを切って、今は1,800ペソ位です。世界的不況の中でこの国のペソがなぜ高いのか理解できません。この国が南米では数少ない米国寄りの国なので、米国がこの国の通貨を特別扱いしているのかもしれません。この国は石油、珈琲、エメラルド、それに花の輸出が主な産業です。コロンビアは大産油国ベネズエラと国境を接しているので石油が出ます。原油の輸出額はここ3年ほどで急激に伸びています。しかしガソリンの値段は日本より少し安い程度で、相当高値です。ペソが高いのはこのためかもしれません。それよりもこの国の経済を特殊にしているのは、世界的に有名なマフィアのためかもしれません。それにこの国の女性は美しくて、その一部は日本で売春婦として働いています。だからこのような裏経済からの収入が、世界不況の影響を受けていない理由かもしれません。とにかくこの国は好景気です。それに物価が下降傾向にある日本と違って、ペソは毎年15%くらい上がっています。この国に来た時には物価が安くて全く気にしていなかったのですが、ここ3年くらいで年金の10万円弱での生活はギリギリになってきました。幸い8月から年金が増額されるので暫くは大丈夫ですが…
コロンビアの経済事情が良いためか、ここ数年で道路を走るクルマが増えました。人口700万人と言われる首都のボゴタでは、世界の大都市には珍しく地下鉄がありません。その代わり2両編成のバスが走っています。僕が2003年にボゴタへ来た時には、このバスは1経路しか走っていなかったのですが、今は増えて大阪の地下鉄網に近づきつつあります。しかしバス2台ですから都心に近付くと下りる人が少ないので、ギュウギュウ詰めにしたまま、また走り出します。さらに、日本のラッシュアワーは朝と夕方の二回だけですが、ボゴタでは一日中満席です。交通渋滞はボゴタだけでなく、僕が住んでいる田舎の街にも押し寄せてきました。こちらでは信号が少ないので、道路に渋滞が起こると渡るのが大変です。
今年の9月の終りか10月の初め頃から1か月ほど、米国のフロリダ州に旅行しようと思っています。マリアと会った当時はよくコロンビア国内を旅行したのですが、フサガスガに家を買ってからは泥棒が心配で殆ど旅行していません。しかしボゴタに住んでいた日本人の老夫とコロンビア人の妻がマイアミの北、オーランドの近くに引っ越ししたので、一か月ほど前に尋ねて行く約束をしました。キューバが近いのでボゴタの旅行会社で聞いたら、コロンビアからは簡単に入れるのですが、米国からキューバに入るのは非常に難しいと言われました。確かにそうです。少し老人ボケしてきたようです。それでマイアミの南から西に大きく伸びている半島、Key Westに行ってみようと思っています。ここは僕が2001年に日本を出て南北アメリカを一周した時に行ったことがあり、米国では美しい所だったからです。久しぶりの海外旅行になりそうです。