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フサガスガのスーパーマーケットの近くにある絵画製造販売店で横幅144㎝、縦幅83㎝の絵画を買いました。約4万円でした。上半身裸の女の人がベッドでうつ伏せになっている絵です。こちらの国の絵はどれも似たような風景画が多くて興味がなかったのですが、この絵のモデルはそこそこ僕の好みだったので買ってみました。皆様は、2013年8月1日の「コロンビアの日常生活」にベッドの写真を載せましたが、そのベッドの上に写っていたのを覚えておられるでしょうか。その絵です。買った時は気が付かなかったのですが、家で良く見ると絵の具の乗りが余り目立たないので複製ではないかと思っています。しかし、絵画は全く分からない僕にとっては充分です。絵画の知識は全くない僕ですが、中学校の時、岸和田城を写生する絵のコンテストがあって、そこで賞をもらったこともありますし、また高校では絵画部の一人か二人しか100点を取れないのに100点をもらったこともあるのです。描いた本人の僕は、どこが良かったのか理解できませんでしたが、とにかくいつも先生に褒められていました。
2009年1月の末にフサガスガからボゴタの百貨店に行くとインターネットが見れる薄型の32インチテレビが売られていたのですぐに買い、マリアの姉夫婦がクルマで我が家に来た時に持って来てもらいました。シャープ製でした。2012年の9月中旬にまたボゴタの百貨店に行くと、また薄型テレビが売られていました。今度はもう少し大きなテレビを買おうと思っていたのですが、日本製は、多分古い物しか売っていなかったためと思いますが、操作方法が良くないので韓国のLG製で47インチのものを買いました。しかし家に帰って使ってみるとテレビ放送用のインターネット・アドレスが12局しか選べないので、使い物にならず現在は全く使っていません。技術的には極めて簡単と思うのですが、多分テレビ側に権利の保持があって上手くいかないのではないかと思っています。テレビ番組をインターネットで見ると、過去に放送された動画が何時でも見れてテレビの実況放送よりすっと便利です。ただ通信速度を落としていると思われるので、画像が大変不鮮明な番組もあるのが欠点です。番組の著作権の問題があるからなのか、放送会社は全て中国と韓国です。
2013年8月1日の「コロンビアの日常生活」ではLG製のテレビでインターネットを見ると画面一杯に写らず、小さくなってシャープ製の32インチと余り変わらない大きさになると書きました。僕は権利の問題があって新しいテレビではインターネットからのテレビに制限を加えて小さくしているのかと思いましたが、それも少し変なのでマリアの弟がパソコンを仕事にしているプロなので電話して聞きました。今、インターネットは非常に便利で、メキシコに住んでいる彼が、まるで横にいて僕のパソコンを操作しているようにできるのです。あっと言う間に画面を大きくしてくれました。実は僕は47インチよりさらに大きなテレビを買おうと思っていたのでした。それで新しいLG製のテレビでインターネットのテレビ録画番組が小さくしか映らないとなると問題でした。しかしそれがコンピュータの設定問題であることが分かったので、これで古い型のテレビを買わずとも良いことが分かりました。新しいテレビで問題なく見れることが分かったので、古い型のテレビが無くなる前に早く買わなければならないと思っていたのですがその必要が無くなりました。薄型テレビはまだまだ安くなると思うのでもう少し待とうと思っています。
2013年8月1日の「コロンビアの日常生活」で、5月に掛け布団カバーを日本から5枚取り寄せたと書きましたが、掛け布団も日本のものが欲しくなりました。それで8月に日本から羽毛布団を取り寄せました。ついでに、ひば枕とひのきチップ枕を合計4つ、枕カバーを6つも注文しました。最初コロンビアで買えないものかとインターネットで捜していたのですが、こちらの羽毛布団の材質が良く分からないのと、5月に買った布団カバーのサイズと同じ大きさの物が売っていなかったので、やはり日本から取り寄せることにしたのです。
ボゴタの日本食料店“HIPERMARfish”(店のインターネット宣伝ページからコピー)
外国で暮らすと食べ物のことが心配ですが、コロンビアでは少し良いことがありました。3年ほど前にボゴタに住んでいた日本人に、ボゴタで日本酒や日本食材、魚を売っている店を教えてもらいました。その店にはいつもは平日に行くのですが、2013年10月26日の土曜日には、同じフサガスガに住んでいる日本人が二人の子供を日本語学校へ連れて行くので同じ車に乗せてもらって、日本酒等を買いに行きました。あいにくこの日は1,500mlの酒瓶に入った物は売り切れで750mlの4合強の物しかなかったので、酒は買わずにアルコール分35%で750mlの宝焼酎「純」を2本買いました。1本が1,500円くらいです。僕は日本ではアルコール分25%くらいで3~4?入りの1,200円くらいの物を飲んでいたので、これは上等の焼酎です。それに比べ日本酒は安いと思います。以前は紙製の容器に入った1.8?入りの「大関」を1,700円くらいで買っていたのですが、それが無くなり1.5?の瓶入り「松竹梅」に変わった訳です。この方が1,300円弱と安く、しかも瓶入りなので上等だと思うのですが、紙に比べ瓶は空き瓶を捨てるのに少し気を遣います。とにかくこの店ではその他、餃子、うどん、そば、ラーメン、昆布、ワカメ、椎茸、竹輪、味付け海苔、辛子、お茶漬けの元、お茶、ワサビ、味噌、味醂、醤油と、多くの日本食材が売られています。ご飯に佃煮は抜群に合います。日本から5本ほど買ってきておいた瓶詰の佃煮がなくなったので、姉に送ってもらおうと思って電話しました。インターネットに載っているから読んで作れば良いと言われました。簡単に作れると言うのです。なるほど、味付け海苔に昆布と椎茸を使って作ってみたら簡単でした。これで自信がついて大根や白菜の漬物も作ってみました。なかなかイケます。うまい具合にフサガスガの近くの山では白菜と大根が作られているのです。また、僕は善哉が好きです。そのためには餅が絶対に必要です。あいにく餅は売られていないので米国から取り寄せようと思っています。豆腐は家の近所の中華料理屋の親父さんがボゴタで作っているので、頼んで持って来てもらうようにしています。
2013年8月19日、ボゴタから130㎞ほど北東にあるTunjaと言う街で暴動が起こったとテレビが放送していました。コロンビアではこの2~3年、全てが値上がりして、近所の土地の値段は2~3倍に値上がりしています。年金で暮らしている僕にとっては、そのまま堪えます。しかもこの国は経済状態が良いと言われていて、この国の通貨ペソは、ドルに対しても円に対してもここ4年程上がり続けています。円やドルが一番高かった2009年2月や3月では1ドルが約2,500ペソ、1円が27.7~26.0ペソだったのが、昨日のレートでは1,925ペソ/ドル、18.3ペソ/円まで下落しています。この国の農民や低所得労働者は物価の上昇に対して給料が余り上がらず、僕と似たような状況になっているものと思われます。この国の大統領は僕がコロンビアに来た時にはゲリラに対して徹底弾圧の方針を取って、2002年から2010年まで連続2期8年を務めました。今度の大統領も前の大統領と同じ派閥から出ましたが、今は以前の大統領と手を切ったそうです。任期は今年の8月までです。
酒や日本食材がいっぱいだ(店のインターネット宣伝ページからコピー)
フサガスガで起こった暴動的デモ(1)(FusaTVからコピー)
僕は、コロンビアは南米で一番安定していると思っていたのですが、そんな中Tunjaやその他の街で暴動が起こったのです。警官が1人死んだというニュースが入りました。テレビの映像だけ見ているので遠い国で起こった事件のような感じがしていました。それが一週間後の8月26日、何と!我が街フサガスガに飛び火してきたのです。フサガスガにはテレビ局があり、その映像で初めて知りました。僕が住んでいる住宅地域の外には片道一車線のパン・アメリカンハイウェイが走っていて、そこには1分毎に一台くらいのバスが走っているのですが、この日はバスもなく乗用車も少なくガラガラでした。テレビを見ていると近くのフサガスガの街では大きなデモが行われており、完全武装の警官隊に若者たちが石を投げています。道路には火を付けられたガソリンが燃えています。このデモに参加していた若い男子が血を流して倒れている姿が放映されていました。その後、この若者は無くなり、二日後さらに大勢の人が集まって葬儀のデモが行われていました。デモで死んだのに、警官にやられたのかどうなのか一切報道されていません。こちらではそんな情報を流すと殺されるのでみんな黙っているそうです。マリアに、日本で警官がデモをやっている人を殺したら総理大臣の首が飛ぶと言ってやりました。こちらでは人を殺しても殆ど捕まりません。前にボゴタ空港の近くのHernanの家に住んでいましたが、そこに部屋を借りていた叔母さんが男と一緒に暮らすようになりました。その男が近所の人を殺して叔母さんと一緒にどこかへずらかったらしいんです。まだ捕まっていないと思います。この国では殺人でも逮捕率が1割ほどだと聞いたことがあります。また捕まってもカトリックの国では死刑がないので、最高でも30年したら牢屋から出て来るそうです。刑務所もいっぱいなので15年くらいで出て来るとも言われています。殺され損ですから誰かが殺されてもみんな黙っているそうです。そうそう、数年前にこの街に住んでいた日本人が僕の家に来た帰りに、バスの中で強盗にあったらしいんです。彼はいつも5万円以上持っているので、それくらいの被害だったと思います。周りの人はみんな知らん顔をしていたらしいです。米国でも現金を1万円以上持っていると殺される危険があると聞いたことがあります。日本は本当に安全で、これは世界でも東南アジアだけのような気がします
フサガスガで起こった暴動的デモ(2)(FusaTVからコピー)
2013年9月18日、日が暮れて1時間ほどした19時頃、隣の家とその向こうの家の2軒に強盗が入りました。近所にはビデオカメラが付けられていて、それを見ると3人組でした。マスクもしていないので顔も写っていたのですが、画像が良くないので人物が良く分かりません。とにかく隣と言えども少し離れているので全然分かりませんでした。19時半頃パトカーが来たので気付きました。以前にも書いたようにコロンビアでは泥棒が良く入ります。我が住宅地域でも5年で5~6回泥棒が入りました。しかし今回は早い時間に2軒が襲われ、家にいた人達がロープで縛られました。2軒向こうは家主がアメリカに住んでいて管理人が襲われたのですが、隣は我が家同様本宅にしている人達で、同じくロープで縛られ拳銃を突きつけられたそうです。結局テレビ2台等を盗まれたと聞きました。
今回はさすがに、この住宅地域の住人全員がびっくりして早速対策集会を持ちました。それで夜のガードマンを1人から2人にし、住宅地域を囲む外壁の塀を高くし、住宅内の道路の照明灯を黄色から白色に変え光度も上げることにしましたが、感度の良いビデオは高いので交換はしませんでした。
12月にはフサガスガの街中の食堂で強盗殺人がありました。お客が沢山いる中で起こった事件だそうです。店の主人がピストルで撃たれて死亡しましたが、犯人は捕まっていません。そう、この国では殺人でも殆ど犯人は捕まりません。目撃者が犯人の仕返しを恐れて警察には何も言わないのも、その理由かもしれません。カトリックのこの国では死刑はなく、殺し得、殺され損の社会なのです。だから、僕がもし強盗に襲われたら、絶対に抵抗せず強盗に言われるとおりにするつもりです。
25年か30年ほど前の日本もそうでしたが、バブルが起こり家の値段が無茶苦茶上昇したことがありましたね。僕の英語のクラスの友達が大阪の北千里の団地に住んでいたのですが、その団地の家を2億5000万円で買うと言ってきた人があったと言われたことが忘れられません。あの時はヤクザまがいの人が、住んでいる人を家から立ち退かせるため夜中に押しかけて騒音を立てたりして問題になっていたことを思い出します。コロンビアではそんなことはないのですが、今それに近いバブルが起きているようです。近所の家の値段がこの2年程で2.5倍から3倍位に上がりました。
僕が住んでいるのは一戸建てでフサガスガでは割と良いところなんです。フサガスガの街からは5㎞ほど離れていて、気候も良いのでボゴタに住む人の別荘が半分以上を占めています。住んでいる人は住宅開発会社の経営者が少しいますが、半分近くが大学の教師なのです。日本では大学で教えていてもそんなに給料をもらえないと思いますが、この国では違うようです。第一、日本では別荘を持つことなんか考えられないように思います。この国では金持ちと貧乏人の格差が大きいのです。と言うより、日本ではほとんど全員が似たような給料をもらっていると言った方が良いのかもしれません。僕は日本のシステムの方が好きです。
中南米の国々ではサッカーが凄い人気です。コロンビアではワールド・カップに自国の試合がある日は役所も含め全て休みになります。ワールド・カップはオリンピック以上の人気です。オリンピックは2016年にブラジルで行われますが、その前に今年、ワールド・カップがまた同じブラジルで行われます。去年の2013年に、今年開かれるワールド・カップの南米予選が2月頃から開かれていました。南米のサッカーと言えば、ブラジル、アルゼンチンが最も強く、特にブラジルは欧州の強豪を凌いでもっとも優勝回収の多い国です。今年のワールド・カップは主催国のブラジルは優先的に参加できるので、予選から除外されています。南米には世界の強豪アルゼンチンも常にワールド・カップに参加しています。いつもはその次にパラグアイやウルグアイに続きペルーやチリが来るのですが、なんと去年はコロンビアが好調で、しかも去年の10月11日の金曜日にチリと3対3で引き分け、1位のアルゼンチンに続き2位でワールド・カップの出場権を獲得してしまったのです。来年南米からワールド・カップに出場するのは、3位から5位のエクアドール、チリ及びウルグアイです。ただ残念なことにコロンビアと日本は初戦相手の同じ4チームに入ってしまいました。ただ後の2チームはそんなに強くなさそうなので、コロンビアと共に2回戦に出れることを期待しています。コロンビアがワールド・カップに出るのは1998年のフランス大会以来16年振りのことだそうです。
フサガスガの街を走る馬車(インターネットGoogle Earthの写真より)
フサガスガの公設市場の表で待機している馬車(インターネットGoogle Earthの写真より)
家のベランダにカブト虫が来ます。体長4~5㎝のものです。もう少し大きなものですと、日本ではウン十万円もすると昔聞いたことがあります。日本も今は景気が悪くなってカブト虫どころではないのかも知れませんね。
コロンビア第2の都市メデジンで写真の新築ビルの手前の棟が崩壊した(インターネットAFP/BBNewsからコピー)
マリアの姉さんの子供は11歳の女の子です。両親と供によく我が家に来てくれます。2か月に一回くらい来てくれるでしょうか。僕が彼女に最初にあったのは2005年ですから随分大きくなりました。日本なら小学校4年生でしょうか?我が家に来るときは大きさが5㎝位のプラスティックで作られた動物の人形100個位とそれらを収めている家の模型を持ってきます。クルマで来るので良いのですがバスだととても運べない量です。我が家に着くなり、それらを日本式のテーブルの上に並びたてます。そして本人はパソコンを開け、いつも画面を見ています。彼女の見ている画面が時々目に入ってきますが、パソコンのゲームを見ていることが多いようです。僕の子供時代では、玩具やパソコンはなかったので家にいることは殆どなく、いつも外で近所の子供と遊んでいたのとは大きな違いです。
パソコンはもちろんゲームだけではありません。年の暮れの先月も14日と28日の土曜日に両親と3人で我が家にやって来ました。いつ来ても両親とも3人が一日中パソコンを見ています。パソコンも長辺が15㎝位の小さな物から通常サイズのパソコンまで6台も持ってきます。14日には、父親が天照大神や素戔嗚尊、それに古事記や日本書紀についてパソコンで調べていました。子供の宿題について調べていたのです。驚きました。我が家に来るといつも父親が娘の勉強を見ています。特にこの日は、日本の神話について日本人の僕でも良く知らないことに関しての、さらにそれが遠く離れたコロンビアの、しかも小学生に与えられた課題だったのです。僕は中学校を卒業するまで家で勉強をしたことがありませんでした。中学3年生でみんなが高校受験の補習を受けている時でも運動場で1、2年生の野球部員と練習していました。今、日本でも子供たちはこんな勉強ばかりの毎日を送っているのでしょうか?そうだとしたら、僕は良い時代に育ったのだと思います。
クリスマスと新年用に買った盆栽とベアリングやスプーンで作ったバイク