コロンビアで暮らすようになって、早いもので4年少しになりました。 2006年7月21日までは首都ボゴタ、2008年5月3日まではGuatavitaに住み、その後この町Fusagasugaに移ってきました。気温は一年中毎日が初夏並みで最高なのですが、よく雨が降ります。雨といっても軽い雨で10分か20分くらい降るだけです。だから外に出るときでも手ぶらで傘を持って出ません。ところが12月になって中旬から雨が降っていません。クリスマスには奇麗な星空が見えました。家の前にはプールがあり、クリスマスから年末にはこちらの人も休暇を取って休むので、いつも使われていないプールにも泳ぐ人が見られました。そう、この団地の半分以上の家は普段、人が住んでいなくて言わば別荘地なのです。でも、こちらの気温は日本の夏ほどは高くなく、汗も殆んど出ません。だから家の前にあるプールがあるんですが、僕はまだ一回も泳いでいません。若い女の子が泳いでいるのを見る方が良さそうです。
フサの家のクリスマス-1
写真は我が家のクリスマスの照明です。写真が薄暗いので残念です。Guatabitaの家と較べると照明用の電気を買い足して少し派手にしたつもりなのですが、まだまだ足りないようです。近所の家はもっと華やかに飾りつけています。クリスマスの夜、この別荘地に沢山の人が遊びに来ました。ボゴタでもそうでしたが、この国ではクリスマス前夜には花火が打ち上げられます。12月の24日の夜12時前になると、家の四方八方から花火の音が聞こえてきました。こちらで一般の人が打ち上げる花火は、値段の関係もあるんでしょう、小さな光が一つだけ揚がるだけの物がほとんどなのです。ところがわが団地内と思われるすぐ近くから、日本の花火のような、ポンポンポンと何段階にも破裂する花火が上がり出したではありませんか。僕は2階のベランダへ出ました。すぐ近所の家の方から打ち上げられているようなので、表へ出て見に行きました。花火は、僕の家から2軒離れたところが、まだ売れていなくて空き地になっているんですが、そこで打ち上げられていました。貧乏性の僕は、花火代はどれ位したのだろうかと心配になりましたが、ここは日本とは違って、貧富の差が激しい国なのです。花火代を気にする人は、この団地には住めないのかも知れません。僕は住む場所を間違えたのかもしれませ?。2年と3ヶ月ほど前に買った中古のSuzukiのSavage650なんですが、故障続きでまだ3000kmは走っていません。もうバイクと修理に100万円くらい使いました。最初、ボゴタで買ってGuatavivaに返る途中から殆んどエンスト状態でした。それからちょっと走っては調子が悪くなり、その間部品を日本から取り寄せました。この国ではSuzukiの工場があるんですが、650ccのバイクは2台ほど作っていますが、ほとんどは180ccまでの小さなバイクがしか作られていません。それなのにアメリカ製のSavage650を、それもバイク屋からではなく、一般の人から買ったのが大失敗でした。まずこの国では輸入品のバイクは関税が高くて、日本の価格の2~3倍ほどします。そして日本では中古品は何でも安いのですが、この国では違います。僕の買ったSavageは、距離計を見ると3万kmほどでした。ところがこの間エンジンを開けてみると少なくても20万kmは走っていると思われます。しかもバイク屋から買ったのなら1年間くらいの保障はあったのですが、まずいことにインターネットのホームページで見つけた一般の人から買いましたので何の保障もありません。今まで、エンジンの中の部品も、殆んど日本のSuzukiから取り寄せた部品で交換しました。しかし悪くなる一方で一向に良くなりません。とうとう、ボゴタのSuzukiに持って行きました。日本からまた部品を取り寄せるのに2ヶ月以上かかりました。現在の主な問題は、カムシャフト・ドライブ・チェーンです。これはGuatavivaを出る直前と、Fusagasugaに引越ししてからの直後に交換しました。走行距離はそれぞれ100キロと300キロ程度でした。エンジンを開けて中を見るとチェーンが伸びているではありませんか?今、日本から取り寄せた3つ目のチェーンでもう一度交換してみようと思っています。年末にボゴタのバイク屋から電話があって、良く分からないんですが、エンジン形式に関係する部分を交換する必要があると言われました。来年早々バイク屋に行って交換費用を聞こうと思っています。少々高くても、恐らく僕の人生で最後のバイクなので修理してもらおうと思っています。ただ、お金を出して修理してもらっても直るかどうかはこの国では別ですが・・・。
フサの家のクリスマス-2
2008年のメールにも書きましたように、2007年の6月の中頃、海抜数百メータの所まで行って、高度2800mのGuatavitaまで戻って来た夜寝床に入ってから酷い頭痛がしました。動脈硬化になったのです。頭の写真を撮ったのですが、見ると変色しており、そこの脳細胞が死んでいると言われました。ただ時間が経てば、死んだ脳細胞が別の場所に再度作られるので心配ないと言われました。この事件以後、パソコンがなければ日本語の漢字を書くのが非常に難しくなりました。また読む力も少し落ちました。それ以来英語、スペイン語の本はもちろん、日本語の本も全然読んでいなかったのですが、2008年の8月頃から日本語の本を読み始めました。「禅」の本が殆んどなのですが、この三ヶ月だいぶん読めるようになりました。ところが最近、ワープロがなければどんどん日本語が書けなくなっています。2001年に日本を出てから毎日日記を書いているんですが、2007年の動脈硬化以来、書く文字数を増やしています。それでも日記に滅多に書かない文字はドンドン忘れて言っています。本当に自分でも信じられないくらいです。こんな状態ですから、英語、スペイン語、エスペラント語は全く読んでも書いてもいません。文字だけなら良いのですが、記憶力が信じられないくらい悪くなりました。このままもっと悪くなれば、どうなるのかと心配です。痴呆に繋がっていくのでしょうか?良いお知らせがあります。この前の7月24日のメールでは、まだ出来ていませんでしたが、8月15日に風呂が完成しました。二人が入れる少し幅の広い風呂です。もちろん日本の風呂と違って湯船は浅く、その代わり1m80cmくらいの大きさがあります。こちらの風呂には問題があります。湯の温度が53度くらいで冷たくはないのですが、温度調節ができません。ですからシャワーに使うと熱すぎます。また追い炊きができないので、1回入るとすぐに湯を流してしまうので、少しもったいない気もします。日本ではまた別の日に同じ水を使って沸かしたような気がするのですが、どうでしたか? ただ一回だけですが、使用した水を残しておいたことがあります。次の時は、風呂釜がヌルヌルになっていました。追い炊きができても同じ水は使えず、やっぱり新しい水に変える必要がありそうです。