2018.11.05|MON
2018.11.05|MON
日時: 平成30年12月8日(土)午後3時より
場所: 東洋大学白山キャンパス6号館2階 6209教室
講演題目:
中国の文学・日本の文学
川合 康三 先生
(京都大学名誉教授、國學院大學特別専任教授)
講演要旨:
日本では社会・文化、あらゆる面において初めは中国から学んだ。文学においても「文は〔白氏〕文集・『文選』」(枕草子)と言われたように、中国の文学を規範として受け入れてきた。ところがそうして築きあげられた日本の文学は、結果として中国と甚だかけ離れたものとなった。中国の文学と日本の文学はどのように異なるのか、このように大きな差違が生じたのはなぜなのか、いくつかの面を取り上げて探ってみたい。
講演者 川合 康三(かわい こうぞう)先生のプロフィール:
1948年生。京都大学文学部卒業。同大学院修了。同助手、東北大学文学部助教授を経て1987年、京都大学文学部助教授、1995年、同教授。2000年、博士(文学)。2012年、台湾大学客員教授、2013年、(米)ブランダイス大学客員教授。2015年、國學院大学教授。著書に『中国の自伝文学』(創文社、1996)、『終南山の変容―中唐文学論集』(研文出版、1999)、『中国のアルバ―系譜の詩学』(汲古書院、2003)、『中国古典文学彷徨』(研文出版、2008)、『李商隠詩選』(岩波文庫、2008)、『白楽天―官と隠のはざまで』(岩波新書、2009)、『中国の恋のうた―『詩経』から李商隠まで』(岩波書店、2011)、『白楽天詩選(上下)』(岩波文庫、2011)、『杜甫』(岩波新書、2012)、『桃源郷―中国の楽園思想』(講談社、2013)、『漢詩のレッスン』(岩波書店、2014)、『新編中国名詩選(上中下)』(岩波文庫、2015)、『文選 詩篇(全6冊)』(共訳、岩波文庫、2018~)がある。
*講演会終了後、研究交流会(懇親会)を6号館地下1階フードコート(食堂)にて行います。
*定員100名 入場無料・予約不要 皆様のご参会をお待ち申しあげます。
A4ご案内2018年12月8日川合康三先生公開講演会 [PDFファイル/546KB]
お問い合わせ先:
東洋大学東洋学研究所
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E-mail: toyogaku@toyo.jp