二酸化チタン(TiO2 )で構成される粒子。
光触媒、UVシールド材、太陽電池などの材料として工業的に多く生産されている。ゾルゲル法などの液相法の他、噴霧熱分解や気相化学反応(CVD)によっても大量合成される。エアロゾルの研究にも多く用いられており、気相での粒子生成過程、特に凝集、焼結による粒子径分布変化と物性が比較的よく調べられている物質である。
(金沢大学・瀬戸章文) 2022年5月14日更新 ★