JISZ8122によると、HEPAフィルター、ULPAフィルターとは、いすれも定格風量において圧力損失が245 Pa以下で、HEPAフィルターは0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集効率を有するフィルター、ULPAフィルターは0.15μmの粒子に対して99.9995以上の捕集効率を持つフィルターである。定格風量はフィルターメーカーが決めるので、同じろ材であってもフィルターの折り込み密度(プリーツ数)を増やせば低圧力損失、高捕集効率になるので、HEPAでもULPAでもできることになる。定格風量が明記されていない場合、定格風量のデフォルト値は2000 cfm (57 m3/min)である。
(金沢大学・ 大谷吉生) 2016年8月4日 ★