一般環境、作業環境等にてエアロゾルやガスなどを質量濃度測定および化学組成分析試料とする目的でフィルター上に捕集するために一定吸引量で吸引する装置。最近では,クリーンルームのエアサンプリングや,空気中の浮遊菌やウイルスの検出にも活用されている。
吸引流量が毎分15-30L程度の物をローボリュームサンプラー、吸引量が毎分500-1500L程度の物をハイボリュームサンプラーと呼んでいる。低濃度のサンプルには吸引流量が多い程、短時間に多くのサンプルを採集できる為、ハイボリュームサンプラーが向いている。ローボリュームサンプラーの場合はサンプリング時間を長くとる。
参考文献
日本エアロゾル学会(編)、エアロゾル用語集、質量濃度測定、78、京都大学学術出版会、2004.
(東京ダイレック株式会社・濱 尚矢、藤野 聡) 2022年3月31日 ★