アンダーセンサンプラーはカスケードインパクターの一種である。エアロゾルを粒径別に採取して秤量することで、質量粒径分布を求めることが可能な装置。アンダーセンサンプラーは、多段・多孔式ジェットノズルを備えたインパクター方式を採用し、空気動力学的粒径としてエアロゾルの粒度分布測定ができる特徴をもった装置。アンダーセンサンプラーのジェットノズルの径は上段から下段になるに従い小さくなるので、ノズルを通過するエアロゾルの流速は下段になる程、増大する。本装置では、空気動力学的粒径によるエアロゾルの慣性力に差を与えることにより分級する慣性衝突分離方式を採用している。
一般にインパクターの50%分離有効動力学的粒径dp50は下式で求められる。