RanzとWongの研究によって示された、インパクタのノズルから吹き出す粒子の慣性衝突による捕集効率(E)とストークス数(Stk)の関係を表す式。ストークス数は以下のように表される。
ここで、ρp=エアロゾルの密度(kg/m3)、Dp=粒子径、V=ノズル通過時の流速(m/s)、Cc=カニンガムのスリップ補正係数、μ=空気の粘性係数(kg/m・s)、W=ノズル直径(m)である。捕集効率Eが50%となるときのストークス数Stk50を用いて50%捕集粒径d50を計算することができる。
参考文献
日本エアロゾル学会(編)、エアロゾル学の基礎、199、森北出版株式会社、2003.
(東京ダイレック株式会社・濱 尚矢、藤井 俊樹) 2022年3月31日