Aerosolpedia 1st (2016) 【運営委員】(所属は2016年当時)
長田 和雄 名古屋大学
明星 敏彦 産業医科大学
兼保 直樹 産業技術総合研究所
原野 安土 群馬大学
諏訪 好英 芝浦工業大学
Aerosolpedia 2nd (2022) 【運営委員】(所属は2022年当時)
長田 和雄 名古屋大学
島田 学 広島大学
五十嵐康人 京都大学 複合原子力科学研究所
I.Wuled, Lenggoro 東京農工大学
荻 崇 広島大学
張 代洲 熊本県立大学
濱 尚矢 東京ダイレック
林 政彦 福岡大学
Aerosolpediaの作成と更新にあたり
このweb用語集(Aerosolpedia)は、日本エアロゾル学会の将来計画委員会(2014~2015年度)がアウトリーチ活動の一環として作成・公開したものである。当学会には「エアロゾル用語集」(京都大学学術出版会、2004年)の出版実績があるので、これをベースにしつつ、学会誌「エアロゾル研究」等からエアロゾルに関連する重要な用語を拾い、web用語集として2016年8月からgoogle sitesにて公開した。サイトへのアクセス数はgoogle analyticsで記録しており、2020年以後は一日に100~500件程度のアクセス数で推移している。アクセス数は平日に多く土日休日には少ないので、職場や学校からの利用が多いと思われる。これまでの日別アクセスで最多だったのは、2020年2月9日の1471件であった。時期的には横浜に寄港したクルーズ船内での新型コロナウイルス感染症が話題になり、ウイルスの伝播経路について注目され始めた頃である。そのため、2020年2月の検索上位は「空気感染」、「浮遊微生物」、「空気清浄機」であった。通常の検索上位としては、「ミー散乱・レイリー散乱」や「チンダル現象」、「平均自由行程」などが多く、学習の一環で利用されるケースが多いと推察される。また、検索語の組み合わせとしては、「花粉 エアロゾル」、「風解 潮解 違い」、「たばこ 煙 大きさ」のように検索されることもあった。
公開から5年が経過するところで、サイト上でAerosolpediaに関するアンケートを行った。そこに寄せられた意見を参考に、内容の一部を見直ししつつ、必要に応じて記載を更新した。更新に当たり、既に定年退職されている執筆者が担当した項目については、研究内容の近い専門家に適宜ご検討頂いた。また、この分野は日進月歩であるため、時代の流れに即した新しい用語(例えば再解析データ)を8語、追加して全部で205語となった。今後も内容を適宜更新しつつ、web用語集と学会がさらに発展することを願っている。
2022年7月
運営委員代表
名古屋大学・長田 和雄