問題集:電気・照明設備の設計

交流の電圧の種別において、高圧と低圧を区分する電圧は700Vである。(2015年一級建築士試験問題改変)

答え ✖

交流の場合、高圧と低圧を区分する電圧は600Vで、600V以下を低圧と呼びます。

電気設備における負荷率は、ある期間の平均需要電力を最大需要電力で除した値であり、電力設備の有効利用の程度を示している。(2015年一級建築士試験問題改変)

答え 〇

記述の通りです。算出する期間により、日負荷率、月負荷率、年負荷率があります。

力率は、交流回路に電力を供給する際の、電圧と負荷率の積に対する有効電力の割合である。(2015年一級建築士試験問題改変)

答え ×

力率は、交流回路に電力を供給する際の、電圧と電流との積に対する有効電力の割合です。

幹線に使用する配線方式において、バスダクト方式は、大容量の電力供給に適している。(2014年一級建築士試験問題改変)

答え 〇

バスダクト方式は、大容量の電力供給に適した配線方式です。

電気設備における需要率は、負荷設備容量の総和に対する最大需要電力の割合で、電力設備の有効利用率を示している。(2015年一級建築士試験問題改変)

答え ×

需要率は、負荷設備容量の総和に対する最大需要電力の割合ではありますが、電力設備の有効利用率を示してはいません。需要率が示しているのは、負荷設備の同時稼働率です。

病院の手術室・診察室に使用する照明設備より、事務室に使用する照明設備の方が、高い演色性の光源が求められる。(2016年一級建築士試験問題改変)

答え ×

演色性が高い光源はは自然光に近く、病院の手術室・診察室に使用される照明設備には高い演色性が求められます。

照度計算における照明率は、ランプの経年劣化やホコリ等による照明器具の効率の低下を予め見込んだ定数である。(2016年一級建築士試験問題改変)

答え ×

ランプの経年劣化やホコリ等による照明器具の効率の低下を予め見込んだ定数は保守率です。照明率は、照明器具の種類、室内形状による室指数、室内反射率によって求められます。