第2話

『ちかちかまぶしいLED、ぼんやりまぶしい白熱電球』

照明設備

昔は白熱電球、ちょっと前は蛍光灯、今はLEDが照明の主流です。

それぞれどんな違いがあったのでしょうか?

それぞれの照明で作り出せる色が大きく違いそうです。白熱電球に色の選択肢はなさそうです。その一方でLEDには無数の選択肢がありそうです。

それぞれの照明で作られた光環境をイメージするといかがでしょうか?

白熱電球はぼんやりと温かみのある色ですが、暗めです。LEDはキラキラまぶしいです。

ここでは照明設備で作り出される光環境の表し方や、その光を生み出す照明機器、その照明機器を建物に実装することを想定した計算について紹介していきます。

第2話のポイント

  1. 照度は自分の都合による明るさ 光度は光源の都合の明るさ

  2. 光源は、効率が高いほど寿命も長い

  3. 照明のメンテナンス不足は、2割の効率低下に相当する

光の程度はいくつかの指標で表すことができます。

自分の都合による明るさと、光源の都合の明るさの二つに大きく分けられます。

照明の光源には、白熱電球やLEDなどいくつも種類があります。

共通しているのは、効率(lm/W)が高い光源であるほど、照明としての寿命も長いということです。

照明のカバーに付着したホコリを落としたりするのは、年末年始の大掃除くらいかもしれません。

年末年始の大掃除でさえ、椅子や脚立に乗らなければ届かない照明のカバーの掃除に対してはとても大きな手間を感じますが、実はそれをしないと照明の効果を2割引きで使っていることになってしまうようです。