誘導灯

誘導灯としてはピクトさんが知られていますが、実は誘導灯は避難の順に3段階に分かれているのです。

照明を消すと真っ暗になってしまう映画館のような場所や、迷路のようなホテルで火事があっても、そこにいる人が避難できるように導いてくれるのが誘導灯です。

パニックになってしまっている人であっても安全な場所にたどり着けるような工夫が十分になされているかと言えば、現状の誘導等はそうとは言い難いです。

ただ、設置されていないよりははるかにマシです。

まだ発展途上ではありますが、欠かすことのできない誘導灯について紹介していきます。

客室誘導灯

客室誘導灯は、映画館のような停電時に真っ暗になってしまう場所に設けられます。

客室誘導灯は、停電を検出すると内部に備えられているバッテリーを使って最低20分間点灯し、避難に寄与するルートを在室者に明示します。

室内通路誘導灯

室内通路誘導灯は、非常口の方向を教えてくれる誘導灯です。

方向を教えてくれる誘導灯なので、非常口の方向に向いている矢印が描かれていることも多いです。

室内通路誘導灯は、一定の距離以下の間隔で設ける必要がありますが、その間隔は方向を示す矢印のイラストの有無で異なります。

矢印の無い室内通路誘導灯の設置間隔は、矢印のある室内通路誘導灯の設置間隔の1.5倍の間隔で設けることになっています。

「矢印」という情報を見間違えないように、判別できる可能性を高めるために、設置間隔を短く設定しているようです。

東京ディズニーランドのスイスファミリー・ツリーハウスにも、しっかりと設けられています。

避難口誘導灯

避難口誘導灯は、「ここに避難口がありますよ!」ということを教えてくれる誘導灯です。

基本的に常時点灯している必要がある設備です。

東京ディズニーランドのシンデレラ城にも設置されています。