空調設備による省エネルギー

建築により消費されるエネルギーのうち、空調によって消費される割合は建物の用途により大きく異なりますが、およそ30~50%とされています。例えば、病院であれば空調により消費されるエネルギーの割合はおよそ30%で、最も多く消費しているのは給湯とされています。また、オフィスであれば、消費されるエネルギー量のうち、およそ50%が空調によるものとされています。

ここでは、空調による消費エネルギー量を削減する着目点を紹介していきます。

空調設備による省エネルギーの着目点

空調設備がエネルギーを消費するのは、対象とする空間が熱的に理想と乖離していることが原因です。その乖離の原因は室内外で生じる負荷です。また、その負荷を除去していく設備が空調設備であり、負荷と対峙するのが熱源です。それらの着目点をまとめたのが下図です。

空調設備の設置方法

窓システム

冷媒

調整対象

制御方法

搬送方法

熱源機器