問題集:空気質の評価方法

通常の部屋の一酸化炭素の許容濃度は10ppmである。

答え:〇

一酸化炭素の許容濃度は10ppmです。また、二酸化炭素の許容濃度は1000ppmです。一酸化炭素は、無色無臭であるのに加え有毒性が非常に高いので、二酸化炭素の100倍厳しい許容濃度となっています。

空気齢は、流入口から室内に入った所定量の空気が、室内のある地点に到達するまでに経過する最長時間である。(2019年一級建築士試験問題改変

答え:〇

空気齢は換気の効率を評価するための指標で、空気齢が長いほど空気の滞在時間が長く、換気されにくいことを意味します。

室内のCO2の許容濃度は1500ppmである。

答え:✖

室内の二酸化炭素の濃度の基準は1000ppm(0.1%)です。

オフィスの室温は17~26℃に収まるよう空調することが求められている。

答え:✖

オフィスの室温は17~28℃に収まるように空調することが求められています。

『換気回数=2回/時間』は、その部屋の空気が1時間に2回、完全に外気と置き換わる状態を示している。

答え:✖

『換気回数=2回/時間』は、1時間にその部屋の容積の2倍の空気が置き換わったことを意味しますが、完全に置き換わることは想定していません。そのため、『換気回数=2回/時間』であっても、その部屋の中の開口から遠い場所や家具と壁の隙間など、空気は置き換わらずに滞留し続ける部分は存在します。