問題集:排水設備の設計

伸頂通気方式は、各排水設備ごとに独立した通気路を持つ方式である。

解答:×

解説:各排水設備ごとに独立した通気路を持つ方式は各個通気方式であり、伸頂通気方式では主通気管が最上階まで伸ばされ、屋根から出るように設計されます。

建物内の通気の経路には、ループ通気方式、伸頂通気方式、各個通気方式がある。

解答:〇

解説:これらの通気の経路は、建物内の給排水衛生設備の排水の流れを良くし、臭いの発生を防ぐために重要な役割を果たします。

屋外の排水の経路には、浄化槽方式、分流方式、合流方式が存在する。

解答:〇

解説:これらの方式は、建物から排出される排水をどのように処理するかを決定する重要な要素です。選択は建物の規模や地域の環境、法律等により異なります。

通気口は、通気管の途中に設けられ、空気の出入りを調整する。

解答:×

解説:通気口は通気管の終端部に設けられ、排水管内の圧力調整と臭気の排出を行います。また、雨水や虫の侵入を防ぐためにベントキャップが設置されることがあります。

浄化槽方式は、建物から排出される排水をその場で処理する方式である。

解答:〇

解説:浄化槽方式では、建物から排出される排水を浄化槽で処理し、処理後の水を排出します。この方式は、下水道が未整備の地域でよく使用されます。

分流方式と合流方式の雨水の取り扱いは同じである。

解答:×

解説:分流方式では生活排水と雨水が別々の管を通って排出されますが、合流方式では生活排水と雨水が一緒に排出されます。

ベントキャップは通気管に設置され、雨水やゴミの侵入を防ぐ役割がある。

解答:〇

解説:ベントキャップは通気管の開口部に設置され、雨水やゴミ、虫などの侵入を防ぎながら通気を確保します。

各個通気方式は、建物内の各排水設備ごとに通気管を設ける方式で、通気管の数が少ないというメリットがある。

解答:×

解説:各個通気方式では各排水設備ごとに通気管が設けられるため、通気管の数が多くなります。これは設備コストの増加や施工の難易度上昇といったデメリットがありますが、各設備の排水の流れを最適化するメリットもあります。