第2話

『たったそれだけの水で!? 』

水を使用する設備

エアコンが無い建物で過ごすことは我慢できます。

高層ビルでなければ、エレベータが使えない日でも階段を必死に上って何とか目的のフロアにたどり着こうとします。

ただ、トイレが無い建物には、1時間だっていたくはありません。

トイレはとても控えめな存在ではありますが、日常生活において間違いなく欠かすことのできない建築設備です。

第2話のポイント

  1. 大便器は大きく3種類

  2. 小便器も大きく3種類

  3. 給湯の問題は、低い温度と高い温度

衛生設備には、便器や洗面所、お風呂などが含まれますが、ここでは便器(大便器+小便器)を対象とします。

和式の大便器はずいぶん昔からあります。

その一方で、ホテルのトイレなどの中には排水の音がずいぶん静かなタイプの大便器もあります。

その違いは何でしょうか?

水の使用時に生じる問題として、給湯の温度が低いことによる問題と、給湯の温度が高いことによる問題があります。

給湯の温度が低いことにより生じる問題は病原性菌の増殖です。

給湯の温度が高いことにより生じる問題は配管の伸縮です。