茶池
恐らく、少し中国茶を嗜んだ方が茶盤と聞いて思い描くのが、この茶池と思われます。
茶盤の一種ですが、池の字がついていることから分かるように、
水が捨てられ下に溜まるタイプの(広義の)茶盤を、さしていることが多いようです。
典型的な(というか、よく見る)茶池は、
「竹、木、ステンレス、プラスチックの箱状で、上部がすのこ状、または穴の空いた板」
という構造です。
(小型ですが、上部がすのこで下に水が溜まるので茶池 16×12.7×3.4cm 220g)
中型の大きさから排水管がついていることが多くなります。
(水を溜める構造上、一定の大きさを超えると、
自重と水の重さで、下のトレイ部に溜まった水を捨てにくいため)
なお、排水管付きの茶池は、同じ大きさの排水管なしのものよりも高価になることが多いです。
これは排水管をつけるという製造工程があるためですが、
そもそも排水管付きは、連続して淹れる事を想定しており、
かなり頻繁にお茶を飲む人向きとなります。
その結果として買う人が限られるため、流通量の問題もあるのかもしれません。
(排水管付きの茶池としては小型。わかり難いが右下に排水管口がありホースをつなげられる
27×19×6cm 670g)
また、一枚板の場合でも、排水管付きのは茶池としていることが多い模様。
一枚板系は、木や石製が多く、とても重く、
一定の大きさを超えると重すぎて、
盤を動かして排水することが出来ない、そもそも少しの移動も大変。
という、やむをえない事情があります。
(↓ 茶盤のトップで紹介しましたが、この大きさを傾けて水を出すとかは無理です。
重さの比較をしたかったのですが、この大きさを載せられる重量計を持っていないため断念。)
(排水管付きの一枚板としてはほぼ最小の部類。この程度でもけっこう重い。
25×15×4.4cm 1.6kg)