宜龍(台湾宜龍/宜龍企業有限公司/台湾奉華/奉華汝窯)
http://www.eilong.com.tw/index.aspx
http://www.eilongshop.com.tw/
1987年に創業した鶯歌の陶器メーカーです。
値段帯は安目の高級品(或いは高めの中級品)の部類になります。
様々なラインナップがあり、汝窯系のシリーズもあります。
ここの汝窯(に限らないのですが)の特徴は、
前衛的(アヴァンギャルド)と言うと、かなりいいすぎなのですが・・・
モダンというよりは、アーバンとか、そういう言う方がしっくりくる、
ちょっと尖ったデザインです。
(↓「白・居易」シリーズなどは、コーヒーが飲めそうなレベルです。)
高そうな細身のスーツを着て、
(どうやってセットするのか不思議なくらいの)前衛的な髪型をした
キメキメのアジア系青年実業家が、
これまた「お前はモデルか!」と言いたくなるようなドレスを着た女性と
お茶をする時くらいにしか使えないのではと思わせてくれます。
(この文章を最初に書いてから、とある茶芸関係者より、「宜龍」と書かれた「壺承」をいただきました。
その先生が言うには、現行の「宜龍」になる前の、少し古い時代の「宜龍」の作品なんだとか。
なお、2001年に二代目に代わっています。)
なお、宜龍のホームページに出ている「絶代風華」シリーズは、
高台の裏は、絵文字化された「宜龍」のロゴと、
その下の「汝窯/官窯之首」の文字のプリントが目印です。
(↓ 左が哥窯で右が汝窯です。光の加減で白く見えますが、汝窯のシールを拡大)
マークがカッコいいけれど、なんと読むかが分からない(微妙に由来が分からない)、
デザインもカッコいいのだけれど、クセがあるともいえるし、
直営店が無いせいでしょうか、その多くが
バラ売り不可の基本的に茶壺に茶海まで入ったフルセットで売られているため、
そこそこの値になっている・・・
(台北の永康街に直営店があるにはあるのですが・・・)
そんなわけで、なんとなく買うのに勇気のいるメーカーです。
※2025年現在 鶯歌の陶器街にも直営店があります。
コンセプトカフェ併設のおしゃれな店・・・。
モダン路線ではやはり台湾有数のメーカーですね。