日本の免許を持っている妻の情報と、ネット上の情報を擦り合わせると、
日本と台湾の技能項目は、ほぼ同じといってよいと思われる。
(だからこそ日台間の免許の相互承認がされているとも言える。)
ただし細かな違いは当然あり、
・左ハンドル右側通行である。
右手でシフト操作をし、ウインカーの位置も左右逆。
・場内の試験では、クランクがない。
・かわりにS字の前進とバックがある。
・路上での高速教習がない。
等が主な違いとしてあげられる。
このうち一番やっかいだと思われるのはS字バックだろう。
ただ、個人的には、
前輪のタイヤを視認できない前進のS字のほうが嫌いである。
バックは、速度さえ出さなければ、むしろ楽なのではないかと思う。
(ロードローラーの方が曲がりにくく、止まりにくく、
かつ1センチ単位の精度を要求されるので・・・
それに比べると、普通乗用車は、操作感がとても素直で乗りやすい。)
左ハンドルに関しては、私はまだ日本の車を運転したことがないし、
もともと矯正(左利きor両利き)の右利きなので、
左右が逆になる程度は、あまり気にならないというか・・・
ただ、右利き+日本の免許の書き換えだけして
台湾でも運転している人がそこそこいるので、
気をつけて乗っていればすぐに慣れるような気もする。
なお、日本のように各項目毎に細かくハンコをもらうわけではなく、
試験日に一度に判定される。
日本の運転免許試験場での飛び込み一発試験に近い気がする。
さすがに難易度は、日本の飛び込みの方が確実に高いと思うが、
試験官は免許センターからの派遣だし、
試験はマイナス方式で、
・場内なら一発アウト(-32)の項目(S字、直線、停止三種、走行時の車線全て)と、
・二発アウト(-16)の項目(車庫、縦列、坂道)があり
(以上は機械式で線を踏んだなどの判定がされる)、
・さらに-8の項目や、同乗の試験官による-4、-2の小項目が加わるので、
実質的には-16系を一つだけミスする以上の大きいミスは絶対に出来ない。
日本よりはゆるそうだとは言っても、精神的には緊張して余裕はないので
日本の見極めや卒検よりは、やや厳密だと思ったほうが良いと感じた。
そんなわけでやっぱり、台湾で取るにしても、練習はきちんとしたほうがいいと思う。
一般道路の試験は、場内よりむしろ楽だと思う。
項目的には数キロぐるっと回り、
その途中で車線変更、縦列駐車をするくらい(10~15分のコース)。
事前に何度も同じコースを回って練習させられることになるので、
あとは、ウインカーや、停止線、乗り降りの安全確認の仕方等々、
気をつければ、落ちることはない・・・ハズ。
「ハズ」というのは・・・ほぼ全ての項目が一発アウト(-32)系だから・・・。
なお、場内の技能試験も路上の技能試験も70点以上で合格である。
(私の試験時の点数は、場内90、路上90であった。)