茶杓・茶扒・茶匙
茶道六君子(中国茶を入れる際に使う六つの道具)の一つです。
茶通の反対側の先が茶杓になっていることも多いのですが、
あくまで両者は別の道具です。
(↓ 写真上部側が茶杓、下部側が茶通)
(↓ こちらは茶杓だけのもの)
茶則や茶荷から茶葉を茶壺に入れる際、
茶則を傾け茶葉を滑らせるわけですが、
こぼれたり、多目に入ったり、そういったことを防ぐために
浅い角度で傾け、茶杓で少しずつ入れます。
そのための道具です。
手を使ってもよく、
そもそも茶罐から適量を出しているのであれば
一気に茶壺に入れたからといって特に問題はありません。
ただ、茶杓を使って茶則から少しづつ入れる方が、上品そうに見えます