何度か書いているが、
台湾の免許は日本の飛び込み試験に近い。
(教習所でも試験日に警察から試験官が来る)
難度はさすがに日本の飛び込みだが
機械判定などもあるので、
合格の下限のブレはかなり少ない。
その一方で、試験に受かる技量があれば
それで良いという側面も強く、
結構、適当に通っても受験資格自体はすぐに
クリアーするようだ。
ある意味ゆるいわけだが、基本的な操作説明を終え(1時間目)、
実際に動かす授業(2時間目)でスラロームを延々やらされる。
しかも二時間近く・・・
(なお、スラローム自体は試験にない)
また、基本的にバイク好きが受けに来ているわけだが、
それでも、125ccや150ccのスクーター(AT)の経験しかないなんてのが、
ゴロゴロいるわけで・・・。
まあ、そういう国というか、そういう社会だし。
にもかかわらず、いきなり、数珠繋ぎでスラローム・・・。
当然、発進すらままならず、エンストしまくる人、続出。
邪魔になるので、エンスト組は脇で発進・停止の練習させられる。
規定のカリキュラムに加われない。ちょっとかわいそう。
私も日本で400ccMT取ってなかったら、きっと・・・
また、スラロームの時に私の使ったバイクは
前輪のブレーキレバーの先端が折れていた。
= 派手に転んだ人がいたのだろう。
これもまた現実。
ある意味かなり無茶苦茶な訓練を数日受けると、
今度は、試験のコースを延々練習させられる。
スラロームより断然ラク。
一本橋・・・台湾は8秒で、日本より簡単なんだけど、
そんな細かいこと言わなくても10秒以上、普通に出せる。
っていうか、1秒くらいなら停まれる。(スラローム特訓のおかげなのか?)
少し進んで完全停止、少し進んで完全停止、を繰り返していたら、
「速く行け」と教官に怒られる。試験コースも数珠繋ぎ・・・。
8の字・・・自信がないなら、低速で曲がればいい。
急制動・・・ABS付きだから、少々荒いブレーキでもロックしないし、
そもそもロックしても一発アウトにならない・・・らしい・・・。
坂道発進・・・ない! 坂道はあるんだけど上って降りるだけ。
乗り降り・・・スタンドを立てた状態で乗り降りしなければならない。
むしろ違和感。日本式にスタンド払って乗ろうとしたら怒られた・・・。
あとは、
・左右後方の確認。
・クラッチをしっかり操作してエンストさせない。
(一発アウトの場所があり、その他でも大減点項目。)
・停車時は、片足のみ接地し、両足を地面につけない。(中減点)
・ウインカーをきちんと焚く。
等々、ごく一般的なことをきちんと守れば、まず落ちることはないはず。
今回は一発で合格しているので、不合格時の補講等の詳細は不明。
(補講を受けて一週間後に再試験できるという話・・・)