日本茶に大袋で数百円の安茶もあれば、グラム・ウン万円の超高級茶があるように、
中国茶もピンきりです。
今まで飲んだ中で、コンクール受賞系をのぞいた一般製品では、
金粉を混ぜ込んだ、日本で言う大福茶のような超高級仕様が
おそらく最もグラム単価の高いお茶だった思うのですが、
台湾茶業界の業界内イベントでいただいたので値段が分かりません。
(また、コンクール入賞のお茶には1斤ウン十万NTの値段が付けられたりもしますが、
これは日本で言うところのマグロ・カツオ・ブリの初セリのような、
半分祝儀?プレミア?価格も入っているので、参考になりません。
ほとんど市場に出回ることもないので・・・まあ、あまり意味はありませんね。)
実際に値段を把握して飲んだ中で一番高いのは、
たぶん1斤(16両、600g)8000NTの日月潭紅茶です。
(2016年7月に100g4000NTを自費購入したので、1斤24000NTです・・・
ただこの農家というか、この製作者は受賞者なので、プレミアが常につくというか・・・)
受賞だの、農家の名前だの、そういうプレミア系の情報が表に書かれていない、
いわゆる一般品だったので、
我々が何とか捜し求めて買えるレベルはこの辺が最高価格帯になるでしょう。
(上には上があるわけなんですが、1斤ウン万NTを常備しているお茶屋なんて、
そうそうあるわけもなく、あったからといってホイホイ売ってくれるものでもありません。)
一方で、町のお茶屋などでは、1斤500NT以下のお茶もゴロゴロしています。
実際には、1斤も買うことはないので、
4両(150g)で百数十NTくらいから存在していることになります。
これはさすがに上等のお茶というよりは、庶民的なお茶ということになります。
お茶を嗜むという感じで飲む場合は、
実際には、1斤1000NTくらいのお茶からということになるでしょう。
そして1斤1000NTを地元の人は、結構ありがたがって飲んでいたりするんですが・・・
個人的には、2014年の相場で、1斤2000NT位(4両500NT)からというのが、
(私の中での)目安になっています。
もちろん、高くてもハズレを引くことはあります。
が、2000NTを超えるとハズレ率がかなり低くなる印象があります。
1斤1000NTは一番ばらつきが大きいというか、ハズレた時のガッカリ感がハンパじゃないです。
(1斤2000NTのハズレは、ハズレでもそれなりに飲めることが多いのです。)
ただ、これは、茶農家の直販や町のお茶屋での値段なので、
空港やお土産物屋では、1斤2500~3000NT位を一つの目安とするとよいかもしれません。