では、収入別での目安を書いておきたいと思います。
●既に年金暮らしで10万円くらい毎月収入がある
これはそれなりに楽しいと思います。
退職金などの予備資金もあるでしょうし、
もしもの備えもそれなりにしているはずです。
●日本の仕事をやめるけれど、不労所得で月10万円くらいの収入がある。
これも大丈夫です。
最低限の生活費は確保できているのですから、
+α狙いで台湾で職を見つけてもいいし、見つけなくてもいい。
こういう人も、ある程度資産があるはずなので、
もしもの時も問題ありません。
※経験上、この手の人達は、気持ちにゆとりがあるせいか、
最終的には、それなりの職についていくことが多いようです。
●資産なし、不労所得なし。
台湾へ移住し心機一転、一からやり直したい。
幸い台湾で職が見つかった。
給料と年齢次第です。
あまりに給料が低いようならば、日本にいたほうがよいと思います。
台湾でなんとか生活できると感じる月給の下限は3万NTDです。
台湾でステップアップを狙うつもりだとしても、
2万NTDでは何も出来ません。
最初のほうで述べたように実は3万NTDもかなり危険なのですが、
4万5万を狙える足場はあります。
20代なら3万NTDでも挑む価値はあるかもしれません。
年齢は業種にもよりますが来るなら30歳がひとつの目安です。
中国語を学ぶにも、技術を学ぶにも、
40歳や50歳が日本の仕事をやめ、
安月給にならざるを得ない台湾へ移住するのは危険です。
30代以上はたとえ独り身でも、4万NTDを切る待遇ならば
来ないほうが賢明です。
「帰るに帰れず、頼るべき親戚も・・・、
暮らせてはいるが、本気で身動きが取れない」
となる可能性が高くなります。
●資産なし、不労所得なし。
台湾へ移住し心機一転、一からやり直したい。
日本の仕事をやめて、仕事は現地で見つけよう。
来ないほうが賢明です。
4万NTDというのは、かなりの高給取りです。
日本の感覚では、低く見ても課長級以上の給料になります。
しかも、なけなしの貯金の残高を気にしながら、
高給取りの仕事を探すのは、かなり過酷な状況です。
もしそれでも来たいというならば、
数年無職でも何とか暮せる資金(500万円以上)を
作ってからにした方がよいでしょう。