全員ではないのかもしれないけれど、
男(の子)にとって、
バイクというのは一種の憧れで。
その世界の頂点に君臨する大型バイクなんてのは、
憧れ オブ 憧れ
そして、そいつを運転可能な技量・・・
・・・ピーキーなじゃじゃ馬を乗りこなす
大型バイク免許持ちなんてのは、
ちょっとしたステータスだったりする。
私は、その憧れ、男の子の夢を手にしたのだが・・・
なんだろう、この
漂 う 虚 無 感 。
車も持たず、バイクも持たず、
ただ、技量だけを有していることの虚しさなのか。
金の問題なのか、はたまた、生活スタイルの問題なのか。
最上級仕様のハーレーやカワサキを所有するのは、
さすがにきついが、
それなりの職についている今なら
そこそこのバイクを買う経済力くらいはある。
じゃあ、それっぽいバイクを一台買って、
たまにツーリングにでも行けば気は晴れるのか。
・・・虚しさは、増大する気がする。
たぶんこれは、
20代で取れたはずのものを
40代で思い出したように取った
その未練に対する虚しさ だ。
人間やりたい時に、やりたいことをするのが
おそらくいいのだろう。
だが、往々にして、
そのやりたいことがやりたい時に出来ないわけで…。
まったく人生ままならない。