私が通っていた学校は、車が空いていれば、
3時間でも4時間でも勝手に練習してよい場所だったので、
練習するだけならば、し放題だった。
(ただし、法律上の練習として認められるのは
一日2時間までであり、出席日数の規定もあるので、
2週間程で規定の時間を突破したから行かなくていいというものでもない。)
また、私の受けた年(2018)より、
自動車学校内での技術試験(技能考試)に加え、
路上での技術試験も加わったため、
15時間を越えたあたり、つまり2週間目から、
毎日30分~1時間、路上で運転していた。
早朝に予約を入れており、偶然にも、午後からの勤務だったため、
自動車学校を一日も休むこともなく通うことができた。
その上、受講生が少ない時間帯で乗り放題だったこともあり、
試験当日までの私の練習時間は、
約60時間(場内40時間以上、路上12~15時間)
を突破している。
なお、参考までに、私の技量を示す。
MT(手排)を取ったのだが、全ての項目が一度目で出来た。
また、日本のMT免許を持ち、日本で実際に運転もしていた(≠ペーパー)妻に
運転練習時間20時間程度の時に教習車に同乗してもらったのだが、
「すでに私より上手い」といわれた。
おそらく車両に対する適性がもともと比較的高かったと考えられる。
40歳を越えて初めてハンドルを握った、正真正銘、完全無欠の超初心者だったのだが、
このような理由で、教官が
「日本の免許を何かの理由(長期の海外滞在等)で失効した人」
とでも勘違いしていた風だった。
そのため、路上(一般道路)に15時間程度で出ているのは
台湾の平均から見てもかなり早い(法律上の最短の時間である)可能性がある。
※日本の免許は、そのまま台湾の免許に書き換えることも出来るため、
日本の免許があるならば台湾の自動車学校で台湾の免許を取る必要はない。
また、40代で始めて免許を取る場合、ATですら、てこずることが多いと聞く。
こういった状況で、いきなり全項目で合格範囲内の運転をしたため、
「昔、乗っていた人が再度取りに来たんだろう」という見られ方になったようだ。
とはいえ・・・、(縁石に乗り上げる等の大きいミスは一度もしていないが)
坂道でエンストしたり、直線でコースアウト、
S字で線を踏む等、おなじみの失敗は幾度もしている。
しかし、基本的には、まずまずの適性を持っていた者が、
日本の自動車学校の一般的な時間数と比べても、
はるかに多い時間数の練習をこなして試験に挑んでいるので、
それなりに上手く運転して合格するのは当たり前と言えるのかもしれない。
なお、最後のここの部分で書くのは卑怯と言われそうだが、
後述の学科試験と違い、
技能練習の際に横に乗る教官は日本語が話せないと思ったほうがいい。
基本的に車の操作の仕方、つまりは手足の使い方でしかなく、
身振り手振りでどうにでもなる部分が多いのだが・・・、
ゼスチャーでは表現できないことも多々ある。
教官が通訳アプリを使ってくれたりもしたが、
個人的には、無いよりはいいがあまり役に立たなかった。
そのため、流暢な中国語を話せる・理解する必要まではないと思うが、
最低限の中国語は話せなければかなり厳しいものとなるだろう。
(そもそも受付で入校手続きが出来ないはず。
毎回通訳をつれて練習という手段もあるかもしれないが、
それならお抱え運転手を雇うほうが色々と安全だろう。)