この研究は、以前の職に関連するテーマの一つとなります。
私は、台湾では日本語学科に所属しておりました。
そのため、日本語、日本語教育、日本文学関係の研究業績が定期的に必要となりました。
ところが、橋本左内の漢詩研究は、日本文学のカテゴリーとも言えてしまいます。
ちょっと無理やりなのですが、今までの研究を続けるだけでも、日本語学科の教員として、
専門性の齟齬を指摘されてしまうような事態は避けられます。
しかし、私個人と致しましては、それで誤魔化してしまうのは納得いかない部分があり、
日本語学科の教員としてふさわしい研究テーマを作ろうと考えました。
どうせならば、今の私にしか書けないものを書こうと考え、手配を担当していた
「(海外における)茶道教育というものについて少し整理していこう」との考えに到りました。
「他の教員が実践をする際の手助けをする」という目的のもとで書いておりますので、
マニュアル的な色が強く出ていると思います。
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現在は日本文化系のゼミを担当していることもあり、
茶道に限定せず、広く日本文化のあれやこれやについて、
気の向くまま調べております。