大型免許をとった人は、謙遜して
「練習すれば誰でも取れます」的なことをいう。
実際に私も完全ペーパードライバーで
普通自動車→(一年半空白)→大型トラック→(二年空白)→大型バス
これで、あっさり一発合格しているわけで、
コツやポイントを押さえれば意外と何とかなるという実感はある。
ただトラック以上に練習コースぎりぎりサイズの車体を運転するため、
空間把握とか、そんなこんな、運転適性が無いと
練習しても出来ない人というのは出ると思う。
↑ 隘路での一コマ 右20cm左10cmくらいの余幅
中心から5cmほどズレたのでこうなる。
またハンドル・座席・クラッチの距離や大きさ・重さの関係で
身長(手足の長さ)や筋力の制限が出てくる。
(150cm位の小柄な女の人が
大型車を運転していることもあるし、
体格は絶対的なものでない。しかし・・・)
ある程度の身長(160cmは必要だと思う)が無いと
クラッチなんかが踏みにくくなるし、
感覚で空間を瞬間的に把握できないと、
うまく曲がれない。これもまた現実。
もう、感覚の世界なので擬音が多くなるのだけれど、
トラックに比べると車幅、全長共に大きくなり、
何よりボディーが車輪から前後に
かなりはみ出ているのが厄介。
・普通車は前輪の後ろに運転席がある。
→前輪に引っ張られているような操作感。
・トラックは前輪の上に運転手がいる。
→自分が車全体を引っ張っているような操作感。
・バスは前輪の前に運転手がいる。
→車全体に押されながら操作しているような感覚。
だから曲がる時に少し癖がある。
トラックですら自分が対向車線にはみ出ているかのような感覚で
ゴゴゴって感じで曲がっていくのだけれど、
バスは完全に対向車線に乗っかりながらグニュッと戻る感覚。
だが、実は対向車線にはほとんど出ていなかったりする。
この説明で、分かる人は分かるし、
分からない人には永久に伝わらないようだ。
もう、そういうものだとしか言いようがない。
大型トラック免許(8.8t)ならば、
半分程度の人は合格できるんじゃないだろうか。
でも、大型バスは・・・3割程度なのかもしれない。
練習すれば確実にうまくはなる。
でも、だいたい合格できますよ。
とは、いえないのが現状でもある。
日本に比べてかなり安いとは言え
資金の問題もあるため、慎重に判断されたい。