水盂(水洗・茶洗・杯洗)
日本の茶道で言うところの建水です。
茶壺や茶杯を暖めた時の湯を捨てたり、
洗茶の湯を捨てたり、茶藁を捨てたり…
茶池を使う場合は、水盂を使わないことも多く、
また、専用品でなくとも適当な碗で代用することも出来ます。
水洗とか、杯洗なんて言い方もあるように
(若干ワイルドな感じになりますが、)
一番最初に、茶杯を水盂にいれ、お湯を満たして
洗浄と茶器の保温を行なう方法もあります。
※なお、日本で言う盃洗・杯洗は、同じ杯で酒を飲む時に使用するもので、
使った人が盃を洗って下に渡すとき、
その洗うための水を溜めておく大きめ碗です。
これはあくまでも私見ですが、
近年(2016年)の特に(見せる)茶芸では、
浅く小さい壺承と、蓋置き、やや小さめの水盂
という組み合わせをよく見るように感じます。
湯を溢れさせたり、茶壺に湯をかけたり、茶船につけたり、
といった湯を余分に使用する淹れ方をしない傾向があるようです。
(ポタポタ垂れるのが、やはり気になるのでしょうか)
(↓ 瓷工坊の白汝水盂 1200NT 鶯歌にて購入
汝窯系の茶壺、茶海、茶杯・・・は割合良く見るのですが、
その他のもの、例えば建水なんかはあまりなく・・・
よく分からないメーカー?だったこともあり、
しかも、それなりの値段だったので、少し迷ったのですが、購入しました。)