試験の当日、早朝に交通法規等の学科試験があり、
これに合格しないと場内の試験および路上試験に参加できない。
落ちると2週間後に再度受けられる。
ちなみに、学科に通り、場内で落ちた場合は、
二週間後に場内試験から始まり(学科は免除)、
路上で落ちると、二週間後に路上だけを受ける仕組みのようだ。
(各試験の合格は1年間有効らしいので
気長に一つずつクリアーしていく手段もあるにはある。)
学科はとにかく通らないと、一歩も進めないので、
何が何でも一度でパスするようにしないと手続き上面倒(なはず)である。
なお、学科の試験は日本語もあるので、
特にこだわりがなければ日本語で受けたほうがストレスが無いと思われる。
(中日翻訳を業務の一つとしている私の場合、
40題を日本語版なら10分で解けるのだが、
中文版だと飛ばし読みでも15~20分はかかる。)
ただし、(後述するように、私は公開されている問題を全問解いているのだが)
「おかしな中日翻訳に慣れていれば分かる程度のおかしな言い回し」は
ゴロゴロ出てくる上、
「明らかにおかしい箇所(完全に誤訳、コピペミスに起因する誤問題)」もあり
(中文版とつき合わせて確認)、
ある程度の対策(要は問題をあらかじめ解いておく)は必要と思われる。
なお、参考までに全問題の私の得点率を示す。
交通標識の是非(○×)題
※全問がインターネット上で公開されているのだが、
同一の問題(図)で○と×が交互に出てくるため練習問題としては使えず、
眺めて勉強しただけである。
それではダメだと、妻が適当に問題をシャッフルしたものを作成。
下記の他の三項目を全て二回解いた後に、本項目の1回目を解いている。
(なお、2回目は、交通法規選択の3回目の後)
1回目 215/235 91.4%
2回目 227/235 96.5%
交通標識の選択問題
1回目 117/135 86.6%
2回目 127/135 94.0%
交通法規の是非(○×)題
1回目 575/633 90.8%
2回目 596/633 94.1%
交通法規の選択問題
1回目 351/423 82.9%
2回目 393/423 92.9%
3回目 406/423 95.9%
実際の試験は、各項目から10問ずつ出題され、計40問で85点以上(34問正解)で合格となる。
問題の出題比率と得点率からいって、無勉でも合格できそうな気がしてくると思う。
(交通の是非問題を除外し、いきなり解いた1回目で全体の得点率は87.5%、
分野別で出した数値を足して割っても86.6%)
ただし、私の場合、普通四輪は持っていなかったものの、
小型特殊(台湾での試験より10年以上前)と原付(1年前)を所持しており、
日本の免許の学科の勉強を実はすでに済ませていた状態である。
また、もともと中学の技術の授業がすきで(エンジンのオーバーホールをしたこともある)、
そういった知識(機械系の知識)もかなり蓄積している。
さらに労働安全衛生法がらみの資格をいくつか所持しており、
何もしなくても世界共通の部分
(安全に対する考え方、機械類の安全な操作や処理の仕方)は大体理解している。
その状態であっても、数値上は「ぎりぎり合格」程度であり、
運次第では不合格圏に落ちる可能性もかなり高いということでもある。
・・・やはりきちんと勉強しておいたほうがいい。
特に交通標識と、罰則規定は、日本と異なるものも多々あり、
知らなければただの運になるので、
(中日謎翻訳対策も含め)やはり勉強しておくことを勧める。
(なにより、本当に運転するならば、知らなければ事故の原因にもなる。
運転の荒い台湾で、適当に運転できるほどの度胸は私にはない。)
なお、自動車学校でも試験日が近づくと、
強制的に問題の入っているパソコンで幾度か解くことを求められた。
私の場合、前述のように「ある程度勉強が終わった」後だったので、
90点台をたたき出し続けた結果、それ以降は特に何も言われなくなった。
が、結果が低いままならば日を空けずにまたやれとなるのではと思う。
また、この自動車学校内の日本語の問題は、
私がダウンロードした最新版とはわずかに問題(文)が異なっていた。
いくつかのバージョンがあると思われる。
なお、試験当日の点数は92.5(ケアレス1問)であった。
若干不満は残るが、実力相応の点の範囲であったと思われる。