陶作坊(勤貿實業股份有限公司) http://www.aurlia.com.tw/
1983年創業の台湾の高級茶器店で、ぷっくりとした丸みのある形が特徴的です。
大きく分けて、素焼き系のものと釉薬をつけたものとの二系統があり、
高級茶器店だけあって、どちらも値段帯は、かなり高めになります。
中でも、汝窯系は「懐汝系列」として、釉薬系(陶器)の中でも別のラインナップ(磁器)になっており、
値段が高めの陶作坊の中でも最高峰の価格帯です。
「懐汝系列」の値段は、小物の部類(小茶杯、茶則等)でも一つ800~1200NTは覚悟する必要があります。
茶壺ならば、小さいものでも3000NT前後、つまり1万円程度は必要です。
さて、デザインですが、他メーカーが古風なデザインが多いのに対し、
「懐汝系列」は、レトロ感をまといながらも、どこかモダンさ、シンプルさを感じます。
いずれ全種コンプしたいと思っているメーカーの一つです。
(クラシカルの最高峰が「東道汝窯」なら、モダン系の最高峰は「陶作坊」だと思います。)
(↓ 同じ品物の斜め上からと裏。高台内に製造年が記される。)
なお、鶯歌の「陶作坊」(2店舗あります)では、いわゆるB品を取り扱っており、
半額で手に入れることが出来ます。
(2016年8月情報:鶯歌の老街店は不二堂(陶作坊系列の茶葉専門店?)の喫茶店に、
「陶作坊(茶器屋)」は陶器街右回りのルートで比較的出発点に近いところに移っています。)
しかし、発色が悪かったり、微細とはいえ傷があったり、ゆがみがあったり・・・
まれに面白いゆがみや色もあるのですが、基本的には出来損ない・・・
それに最低500NT前後を払うかどうか(一般メーカーの完品が2つ買える値段です)、
思案のしどころです。
(↓ 左は定番の葵口。 右がB品です。 わずかに色ムラが出ています。)