茶巾・茶布
中国茶(台湾茶)はその淹れ方の都合上、
どうしても湯がこぼれる(こぼす)ため、
茶壺の水分を拭ったり
(茶壺を布の上に置き、水分を切ってから、
茶海や茶杯に注ぐ動作に移ることが多い)
茶海や茶杯を拭ったり、という動作が生じます。
その際に使用する布です。だいたい色つきです。
代用品はいくらでも有るので専用品が必要というものではありません。
現在の茶芸では、拭う動作を極力減らしていますが、
それでも、茶盤や壺承の脇に必ず小さな布を置いています。
なお、茶壺を磨く布のことも茶巾と呼びます。
最近は養壺巾と呼び分ける例も見られます。
(↓ 専用品としては一般的な値段の部類29NT。ただのお手拭きタオルです。
模様がハイレベルすぎて私には使いこなせません…)
(↓ 陶作坊の茶巾。無地というのがありがたい。
なお、上記のものと比べると、明らかにきめが細かい。80NT)
まだまだあるぞ。ハイレベルデザイン茶巾!
(布の質が良いのになぜか25NT程度で、柄がハイレベルだったものの
まあいいかと買ったら、左下の縫製があまい・・)
(比較的無難な気もするが・・・「茶の道 以茶会友」
17NTなだけあり、ペラペラで手触りもごわつく)
(デザイン上、茶壺と箴言の類はセットなのだろうか・・・
「寒夜客来茶当酒」・・・「寒夜」杜秉(南宋)ですか・・・39NT
少し高いだけあり、厚みもあって手触りも良い)
(お茶犬・・・サイズがちょっとだけ大きくて、撮影に少しだけ苦労・・・
ロイヤリティ関係が気になるところ 35NT)
(「茶の道 以茶会友」二つ目、15NT
右下の「JM」と右よりのプリントがポイント
しかし・・・『論語』(顔淵)の「以文会友」から派生しているのかな。
だったら、「以友輔仁」をアレンジした下の句も欲しい)
(↓ 「壺中日月」 禅語の「壺中日月長」から取られている模様。
元は『後漢書』費長房伝から。布の質感はいい。35NT)
(↓ 「事能知足心常愜人到無求品自高」
紀昀(暁嵐・石雲)の『閲微草堂筆記』にて、陳白崖の言葉として出てくる。
「愜」が「泰」になった「事能知足心常泰 人到無求品自高」の方が
まだ知名度が高いか。いわゆる「足るを知る」系だが・・・
壺中といい老荘色が出てきた・・・。 ゴワついた布20NT )
(↓ 「葉入壺中展風華」
こちらは壺中でも、みやびな世界に・・・
高いだけあって肌触りもいい。 59NT)