先にも書いたように台湾ではバイクの移動が基本になっているのだが
当然バイクの免許が必要で、
18歳になると、ほぼ全員が試験を受けに行く。
自動車学校で練習(数日)する場合もあるのだが、
台湾の免許の試験はそれほど難しくないので、
家族の誰かのバイクを借りてその辺で練習し、
日本で言う「飛び込み試験」を受けに行くパターンが多い。
※ 2019年の秋ごろから教習を数日受けに行くのが義務化されたとか。
受けに行く人は要確認。
なお、試験当日は、試験場で車両を借りることも出来るのだが、
練習した車両とかなりの確率で感覚が異なるので、
(まあ、あたりまえですね)
車両を試験場まで持ち込む人が多い。
そして恐ろしいことに、
試験場(監理所)まで自分で乗ってくることも多い。
(もし検問のようなもので捕まっても、
「今から試験を受けに行く」と言えば、許されるらしい。)
その時に受ける試験は、たいてい「普通重型機車」で
日本の免許に切り替えると小型バイクの免許に相当するものである。
※ただし、排気量に関する規定が異なる。
日本の小型バイクは51~125cc
台湾の小型バイクは51~250cc
(詳しくは後述の一覧参照)
そして、飛び込み試験で、
ほとんど難易度が変わらない50ccを受けるものはまずいない。
そんなわけで、市場に50ccのバイクがない。
いや、あるにはあるのだが、玉数の問題で125ccより高いとか、
意味不明な状態になっている。
台湾でも普通自動車免許に原付免許が付録でつくのだが、
たいてい小型バイクを先に取っているので、
「普通軽型機車」なんて免許の存在を知らない人もいたりする。
せっかく切り替えて免許を手に入れても実車が無いんじゃ・・・。
ああ、使えない・・・。
台湾のバイクの分類
小型輕型機車 電動原付(1.34 HP)より非力な電動自転車(45km以下)
普通輕型機車 いわゆる原付 50cc以下 電動車1.34~5HP
普通重型機車 50–250cc 電動車5–40HP
大型重型機車 250ccをこえるもの 電動車40HPより大きいもの
大型はさらに黄牌(550cc未満)と紅牌(550cc以上に分かれる)免許も一応別。