奥州道中案内板。
現在状況;残っていない
土屋番所跡。
青森方向へ進むと浅虫水族館へ向かう道路は土屋港の上を越える橋が新しく出来た。
その東、山口と中野の間に一里塚があったという(青森県「歴史の道」調査報告書奥州街道(1))。
土屋御番所を過ぎ、鍵懸坂を過ぎると宗家弘前藩浅虫に入る。
ただ、「大日本国東山道陸奥州駅路図」を見ると、山口村東にある塚の他に鍵懸坂の頂上付近にもうひとつ「一里塚」が記入されている。その次は浅虫うとう崎を過ぎ、「久栗坂村」のすぐ東に「一里塚」が記入されている。鍵懸坂の一里塚は数も多いし、距離も近すぎるため、古い、あるいは新しい塚をダブってカウントしたと思われる。
なお、現在の新しい橋の下の旧道を下ると「ほたて広場」という産直がある。その場所はかつて土屋御番所があった場所で案内板もある。現在は子どもが遊びやすい海浜公園もあり、時間をつぶすにはもってこいの施設となっている。ちなみに陸奥湾はホタテの産地で新鮮なものを気軽に食せるが、刺身の場合中腸腺(ウロ;黒いところ)は食べないほうが良い。