[]光のページェント
[0907加筆]
■長町宿から仙台城下へ
長町を出て広瀬川を越えるとそこはもう仙台城下だ。
広瀬川を渡る広瀬橋はかつて永町橋や長町橋と呼ばれていた。現在の広瀬橋よりは上流に架けられていた。寛文8(1668)年に最初の橋が架設された。
[]仙台駅を望む
■仙台宿
仙台は慶長五(1600)年伊達政宗の時代に設置され、十五年頃までには城下の普請もほぼ終了していたようで、十六年頃には長町、中田、増田の近郊の宿場開設に至っている。
仙台の都市計画も奥州街道沿いの町を先に決め、町割りしていった。仙台城へ向かう道との交差点は国分町だが、ここが1日から11日まで伝馬役を負担し(馬30匹常備)、12日から19日までを北材木町(馬13匹)、20日から25日までを北目町(馬14匹)、26日から晦日までを新伝馬町(馬10匹)が役を分担した。
青葉神社の手前通町左側に、元検断屋敷の古い建物がある。
芭蕉の辻
■芭蕉の辻
かつても目抜き通りだったが、今は歓楽街で通行人はやたらと多い。芭蕉の辻碑の写真を撮るが、夕方だったこともあり付近を通るサラリーマンや出勤途中の女性たちが怪訝そうにこちらを見ている。西は仙台城への道だが、路地裏という趣。事前に聞いていた近くの「元祖」牛タン屋でテールスープと麦飯付きで腹ごなし。
現在は東北を代表する歓楽街である国分町の現在芭蕉の辻と呼ばれているところが仙台藩の起点。仙台城に至る道と奥州道中の交差点である。この「芭蕉の辻」松尾芭蕉をイメージするが意外にも無関係だという。この辻に芭蕉を植えている家があり、そこにすんでいる虚無僧が「芭蕉」と呼ばれたことからこの名が付いたという。
そこには「芭蕉の辻」と記された碑と「北 津軽三厩迄45次 百七里二十二丁 奥道中」「南 江戸日本橋迄 六十九次 九十三里 奥州街道」と書かれた道標がある。仙台開府時には起点とされたこの場所も程なくして北目町に変更されている。仙台城への交差点を起点としたものの、奥州道中の塚とのずれが不便だったのだろう。どちらにせよ仙台城下では塚は無く杭で表示されたようである。
【写真】JR仙台駅 [2505]
【写真】JR仙台駅 [2505]
ドイツや宮城・東北のビールと料理をドイツの音楽とともに楽しむイベント。
仙台では9月に行われており、2025年の会場は錦町公園。
ネットによると、「オクトーバーフェストとは、ドイツ・ミュンヘンで1810年に始まった世界最大規模のビールの祭典です。結婚式のお祝いとして開催されたのが始まりで、10月に行われたことから「10月祭」を意味する「オクトーバーフェスト」と名付けられました」とある。