一基現存(西塚)
所在地;盛岡市
案内板;石碑、説明板あり
西現存;看板あり
塚木;あり
岩手県指定史跡 平成4年指定
北緯 39.44.07/東経 141.08.35/AL 188m
アネックス カワトクの敷地内にある。道路沿いには松並木があり、一里塚にも塚木として松が植えられていた。平成になってからの台風で倒れたため、新たに若木が植えられている。
盛岡市内から
城下から本町を抜け上田を通る。盛岡中央郵便局付近には、盛岡城外堀の遺構がある。上田には現在岩手県立中央病院がある。バイパスを渡り、高松の池付近はかつては物寂しい雰囲気だったろう。現在は盛岡三高や生協も立地し、上田一里塚付近は完全な住宅地だ。
アネックス川徳の敷地内に西塚が残っており、「一里塚まつり」が行われるなど、地域のシンボルとなっている。盛岡では一番有名な一里塚。
元々ここには修道院があり、塚が残っていたが、修道院は北の四十四田ダムのほとりに移転、跡地にこのスーパー(一応デパートか?)が出来たいきさつがある。なお、塚北側には松並木も残っている。
約9m四方、高さ約1.7m。また、平成16年まで、松並木と同じくらいの松が一里塚に立っていたが、台風による風で倒れた。現在は幼木が植えられている。100年くらい経てば見栄えがするのだろうか。このとき倒れた松も樹齢が百数十年とのこと。途中で何度か植栽し直してきたのだろう。
令和元年、再訪してみた。台風で倒れた後、苗木が5本植えられていたが、大分大きくなっていた。
ただ、本数は3本に減っている。
アネックス カワトクの雰囲気は余り変わらない。
バブル期から緑ヶ丘の台所を支えていたアネックスカワトクだが、川徳の経営不振のあおりで2025/8/18(令和7年)で閉店している。
[盛岡市の商業施設「アネックスカワトク」が18日、閉店し、36年の歴史に幕を閉じました。
1989年、盛岡市に開業した「アネックスカワトク」は市内のデパート「川徳」が運営する商業施設です。
ピーク時に比べて来店者や売り上げが落ち込んでいた中、「川徳」は経営資源を盛岡市菜園のデパートに集約するため閉店を決め、最終営業日の18日は大勢の客でにぎわいました。
訪れた人たちは買い物をしたり、顔馴染みの従業員と話したりして、閉店を惜しんでいました。
また、店内に設けられたメッセージボードには「ありがとう」とか「寂しいです」などといったおよそ2000のメッセージが寄せられていました。
近くに住む77歳の女性は「気軽に来られる台所のような場所でした。交流できる場所がなくなりとても寂しいので、また集まれる場所になってほしいと思います」と話していました。
11歳の孫娘は、「食事をしたり、ゲームをしたりして思い出もたくさんある場所なので、寂しいです」と話していました。
午後7時に閉店したあとは正面入口前でセレモニーが行われ、集まったおよそ1300人の客に対して川徳の斎藤英樹社長が「36年間ご愛顧いただき誠にありがとうございました」と述べると、大きな拍手が贈られたり、「頑張れ」とエールが送られたりしていました。
斎藤社長は、「たくさんの方に最後までお越しいただき、改めて地域のお客様に愛されていたんだなと実感している。施設の次の活用策は決まっていないが、少しでも早く安心して利用いただけるよう誠心誠意進めていきたい」と話していました。 [2025/8/18 NHK WEB]
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