奥州市指定史跡
一基現存
柱標;案内板あり
北緯 39.07.27/東経 141.08.45/AL 62m
前沢方面から北上すると、国道4号線と水沢市街地に向かう旧国道の分岐点直ぐ西側に真城一里塚が残っている。
杉だろうか、枯れて乾燥した状態で残ってはいるが、小さな一里塚の表示が無ければちょっと気が付かないだろう。そのかわり、奥州市設置の説明板が道路際に立っている。奥州市(というより旧水沢市)は歴史物の案内板が充実しているので探索の際には非常に助かる。
この案内板を目印にすれば見つけることに苦労はしないだろう。ただし、車の場合、北上する形でないと止めずらい。
さて、歴史の道報告書では、折居から水沢宿への街道は真城の台地上を通っているが、このルートでは「真城一里塚」を通過しない。その不整合の理由は明暦四(1658)年にルートの切り替えが行われたと現地の説明板に記されている。
では、どの範囲が切り替えられたのだろう。これに関しては資料が見付からないので要調査である。
ネットの街道歩きをしている方々も困惑しているようで、様々考察しているようでだ。
本サイトでは、決定打か出るまでは、折居から真城一里塚間は、現在の国道4号線をルートとする。
何故かと言うと、真城一里塚を通過したいが、折居から一度台地上にのぼってからまた下るのは合理的ではない、というだけの事ではある。なので、台地麓のトラバースコースという訳だ。