越河宿。
未確認
■越河(こすごう)宿
仙台藩境は今の宮城福島県境と変わらない。峠の頂上付近、線路の西斜面に越河番所跡の看板がある。峠を越えると国道から左に分岐し越河宿に至る。
安永六(1777)年の「風土記御用書出」によると家数33件、5丁23間、設置年不明とある。ただし、幕府成立時には既に存在していたようだ。五間ほどの道幅だったという。
市は立っていなかった。
越河は、仙台藩領の南端で、藩境の警備と往来する人馬、荷駄を監視するため境目番所(関所)があり、仙台藩から役人(境目足軽)が派遣されていた。
現在の旧越河宿に旧家は見られなくなっているが、道沿いにはこの地方特有の大屋根を持つ家があり、趣のある町並みである。