写真;東を望む。
現在状況;二基現存
青森県指定史跡
昭和37年6月29日指定
上北郡七戸町字森ノ上、森ノ下
七戸町所有
案内板;あり
高さ2m、底面直径12m
北緯 40.44.42
東経 141.10.27
AL 33m
写真;北を望む。
県道173号線から少し外れた旧道沿いに塚はある。総合運動公園との間。
ケヤキが西側の塚に残り大木になる樹種のため、かなりの迫力である。反対側は杉などが数本生えているのみで、余り目立たない。
奥州道中の本道は天馬館手前の中野駅付近で北進右折するが、左折する現在の国道4号線にほぼ同じ道は「上道」または「坪道」と呼ばれ、近道として利用された。坊ノ塚より先の急坂「鳴子館坂」経由よりは通行しやすかったと思われる。
天王一里塚から分岐までの国道には松並木がかなりの距離残っている。ただし国道4号線とそのバイパス工事で西側のみが松並木で道路の東側は杉並木となっている。
一里塚は本道の方に多く残っているため、まずはこちらを調査する事にする。
説明板には175番目の塚と書いてある。築造時期は、慶安二年(1649)~承応元年(1652)頃と推定されているが、最近は慶長十五(1610)年頃には築造を終えていたとする説が優勢だ。
また、このケヤキは昭和48年県の環境指標植物に指定されている。
通称…天間のケヤキ、天間のつきの木(ケヤキの意)
推定樹齢…約350年 幹周り…約9.6m 樹高…約25m
青森県上北郡七戸町森ノ上