【写真】奥州道中[1010]
みやいちりづか
苅田郡蔵王町
現況;残っていない
案内板;残っていない
2502加筆修正
【写真】奥州道中 蓮蔵寺[1010]
距離的には苅田宮宿内と思われるが、それらしい痕跡はない。距離的にちょうど良い場所の写真を撮る。
なお、参考にしていたHP「花巻このごろ」には、
「奥州仙台領国絵図(詳細は「堤町」の項参照)によれば、宮には仙台方向と蔵王方向への二つの一里塚があり、仙台方向の塚は松川の南側になっている」とある。
なお、このサイトは今はもうない。
また、現地在住の方によると、この地から分岐する笹谷街道は蔵王町では旧羽前街道と呼んでいる。宮から永野、川崎を通り、笹谷峠を越えて、山形へ抜ける街道である。
途中の旧永野宿は、大火や道路整備によって昔ながらの情景を残すところはないが、道筋や土地割などで宿場の雰囲気を感じることが出来るそうである。
【写真】奥州道中 蓮蔵寺[2410]
宮宿内の蓮蔵寺をスタートする。すぐに宮大橋で松川を渡る。
県道25号線をしばらく東進するが、ニコンの工場があるくらいでまわりは水田だ。途中道路沿いに「山家安治」という人の頌徳碑がある。道中ちょっとした集落はあるが、国道4号線への合流まで特に何も無い。
国道4号線は片側4車線で交通量も多い。金ヶ瀬一里塚はその途中と思われるが痕跡は無い。
【写真】宮大橋[2410]
【写真】宮大橋[2410]
【写真】宮大橋[2410]
【写真】山家安治君頌徳碑[2410]
【写真】奥州道中[2410]
【写真】奥州道中[2410]
【写真】奥州道中 宮海道東芝添[2410]
【写真】奥州道中 国道4号線合流部[2410]
【写真】蔵王 お釜[2410]
有名な蔵王連峰のお釜。柴田郡川崎町に所在する。境界未定地だそうだが五色沼とも呼ばれる火口は柴田郡川崎町にあるように見える。付近で最も標高の高い熊野岳は山形県、レストハウスに近い刈田岳は刈田郡蔵王町にある。
国道4号線からは蔵王エコーラインを通るのが一般的。エコーラインは無料だが、お釜の駐車場やレストランへ入るためには料金が必要だ。
五色沼は天候や火山活動により沼の色が変わるという。
なお、2025年現在噴火警戒レベルは1だが、2015年の火山性地震以来想定火口域「馬の背カルデラ」は立ち入り禁止となっている。刈田レストランからの散策路は概ねそのへりを通っているが、いくつかの登山口は立ち入れない。
ちなみに冬も付近の道路は通行止めとなり立ち入れない。
【写真】蔵王[2410]
【写真】蔵王[2410]
【写真】蔵王[2410]
【写真】蔵王 熊野岳[2410]
【写真】蔵王 刈田岳を望む[2410]
【写真】蔵王 刈田岳[2410]
【写真】蔵王[2502]
蔵王といえば冬の樹氷も有名だ。
宮城県側からもツアーで見に行けるようだが、アクセスに難があるためどちらかといえば山形県側の話となる。
ほとんどの人は山形県の蔵王温泉スキー場から訪問するだろう。仙台からでも高速を使えば行きやすい。冬でも県境を越えられる。
スキー場麓からの蔵王ロープウェイを利用。山麓駅から樹氷高原駅に行き、乗り換えて地蔵山頂駅まで行けば一面の樹氷原である。
もちろんスキー場なので頂上から樹氷原を滑降する樹氷コースを楽しめる。それ程急斜面でもない。ただ、樹氷の時期は見学のみで滑らない人が殺到する。最近ではインバウンド客も多くゴンドラは激混みである。
私が行った時もゴンドラに乗るまで2時間待ちだった。
ただ、混んでいても天気の良い日を狙って行くべきだ。樹氷が出来るような山なので基本天気は悪い。晴天は貴重だ。頂上まで行って吹雪いて何も見えないのでは救われない。
海外の人は「スノーモンスター」と言ったほうがしっくりくると思うがアオモリトドマツが雪をまとった姿はまさにモンスターである。
学術名的には「アイスモンスター」と呼ぶらしい。
奥羽山脈では他に八甲田や八幡平の樹氷も有名だが、こちらは冬のアクセスが難しくせいぜい雪上車ツアーがあるくらいで冬山登山の範疇となる。
ただ、八甲田は八甲田ロープウェイ駅から遠くないところで樹氷が見えるようだ。一度行ったことはあるのだが、吹雪いて何も見えなかった経験がある。
【写真】蔵王[2502]
【写真】蔵王[2502]
【写真】蔵王[2502]
【写真】蔵王[2502]
ここ蔵王温泉スキー場ではロープウェイ樹氷高原駅より標高が高いところは大陸(シベリア)からの冬の季節風が遮るものなく吹き付ける。
この風が過冷却水滴と雪を運び、この地に自生するアオモリトドマツに付着していく。また、これらの木々が埋没しない丁度よい積雪量のため、モンスターの大群が押し寄せるような景色となる。
もう少し標高が低いところでは、雪は付着しないが水滴が枝に付着し氷でコーティングされたようになる。原因が霧だと霧氷となる。蔵王では、過冷却水滴なので霧氷ではない気もするが、ロープウェイのゴンドラ内では霧氷も見えるとアナウンスしていたように思う。