[]一目千本桜。
ふなはざましゅく
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■舟迫宿
伝馬負担の家数92軒、下町、中町、古町で五町二十七間。更に十六町ほどの近くに舟岡宿があり三町家数137軒。角田、亘理方面への分岐点のために規模は大きめだ。
奥州道中の白石川の対岸に船岡城跡があり公園となっている。そこから線路をはさんで「一目千本桜」と呼ばれる桜並木がある。なお、源頼朝が宿泊したとの記録も残っているという。
この付近は韮神山、白石川、四保山のラインで仙台平野の要衝として重要拠点だった。
船迫の地名の由来も白石側川が迫ってくるため、という説もある。そうなるとかつての白石川のルートはもっと大きく蛇行していた可能性はある。