【写真】イオンタウン泉大沢店から南を望む[2511]
おおさわいちりづかあと
仙台市泉区
現況;残っていない
案内板;なし
[0911写真追加 2501加筆修正]
【写真】イオンタウン泉大沢店[2511]
東北自動車道泉インターチェンジ付近というが位置は不明。
この付近から街道は国道4号線と重なるため、痕跡は無くなる。
宮城県歴史の道調査報告書にも失われており大沢村にあった一里塚は位置不明とある。昭和54年の資料で既に場所が分からなくなっており、更に開発が進んだ現在の擬定地は一周回ってだだっ広い更地である。
また、同じ歴史の道調査報告書に大清水が一里塚跡と読める記述もあるが、どうも距離が合わない。
【写真】八坂神社[2412]
宮城県神社庁のHPによると
「勧請年月不祥。往古、此地の百姓源三郎なるものの祖先伊勢参宮の砌り京都にて霊験を頂き、年末同人の氏神として祀られる。元文3年(1739)3月28日大沢地区の鎮守として勧請したるものなりと古書にあり。元今宮牛頭天王と称したものを明治元年に八坂神社と改める。また、同村鎮守の春日神社を合祀して昭和20年8月大風のため社殿倒壊、昭和24年現社殿を建立して今日にいたる。現在は泉区の発展に伴ひ、新興団地、工業団地を背景にして崇敬者も増加の傾向にある。」
とある。鳥居の前には桜の木があり、春には目立ちそうだ。
また、鳥居の前の道路は旧国道と呼ばれており、奥州道中でもあったようだ。また、並行して仙台軌道(軽便っこ)が西古川まで通っていたという。
【写真】八坂神社[2412]
【写真】八坂神社[2412]
【写真】奥州道中[2412]
大沢地区は東北自動車道泉インターチェンジやイオンタウン泉大沢、ホームセンタームサシなどの大規模店舗が立地し、元の地形は全く分からない程開発が進んでいる。
道筋自体は奥州道中を踏襲しているとはいえ、国道4号線の拡幅も激しく遺構が残る余地は無い。
一里塚情報がこれほど無い場所も珍しいが、取り敢えず八坂神社あたりをスタートする。
八坂神社南側の道を旧国道と呼ぶ人もいるため、こちらに街道が通っていた可能性もあるからだ。ただ、ここから4号線へはかなりののぼり。付近は「大曲坂」という名前が付いていたことから街道の可能性はあるが、のぼった先は住宅団地である。
歴史の道調査報告の地図によると、この部分街道筋がうねっており、元の地形に影響を受けたと考えられるが、何せその地形自体が大幅に変わっている。そもそも、歴史の道調査報告書の地図はやや正確性に欠ける。
ルートは国道4号線を南から北に横切り、金玉(きんぎょく)神社を過ぎるが大規模造成地の真ん中で神社自体は北の外れに移設されている。
そこを過ぎると東から国道4号線に合流し北上する。道なりに進むと熊谷一里塚跡に至るが、その熊谷一里塚の位置も不明である。
【写真】イオン泉大沢店から東北自動車道方向を望む[2412]
【写真】八坂神社[2412]
【写真】奥州道中[2412]
【写真】奥州道中[2412]
【写真】富谷配水池(シンフォニータワー)[2501]
【写真】奥州道中 国道4号沿いドン・キホーテ[2412]
【写真】奥州道中 国道4号沿い[2501]
【写真】奥州道中 大清水 国道4号沿い[2501]
【写真】奥州道中 大清水[2501]
【写真】奥州道中 大清水[2501]
【写真】イオンモール富谷[2501]
【写真】イオンモール富谷[2501]
【写真】仙台みたいなタルト[2412]
「仙台みたいなタルト」は喜久水庵(きくすいあん)のお茶の井ヶ田株式会社が2023年8月に発売したタルト。
仙台名産のずんだといちごをイメージしたネーミング。ずんだと苺のクリームが二層になったタルト。
パッケージもおしゃれなため、変わった仙台土産を買いたい時に便利。
喜久水庵自体は元々お茶屋だそうだが、「喜久福」(抹茶の大福)が有名。宮城県以外にもかなりの店舗を展開しており、イオンモールで良く見掛ける事もあり、レア感は無い。
イオンでずんだシェイクや抹茶ソフトを食べて休憩するイメージ。
仙台初売りでは茶箱の福袋(福箱?)が名物。
【写真】仙台初売り (藤崎HP)[2501]
旧仙台藩領で江戸時代から行われていた商習慣。現在一般的に行われている初売りのはしり。
景品表示法に抵触するほどの特典が付くが、伝統行事として年に3日は豪華景品が特例として認められている。仙台藩領が特例範囲だが現在は仙台市周辺が盛んでその他の地域は廃れているという。
実際、年初のニュースを見ると、初売りの際はかなりの行列が出来ていて茶箱等を購入している様子が見受けられる。
1月2日の初売り開始が現在のスタンダードだが、元日営業を行う大規模店舗との軋轢もかなりあったそうである。