【写真:[W]栗原市高清水総合支所 】
■荒谷宿から高清水宿まで
台町を過ぎ、高清水仲町に入ると高清水宿となる。 仲町で街道から西にはいると牟良佐喜神社がある。本殿には大絵馬、小絵馬、算額があり、外には虎剣の碑、互市の碑、宝暦11年の庚申塔といった石碑が並んでいる。
街道の中心部すぐ西に高清水総合支所が所在。中心部も余り大きくはない。
街道を北進し新町を過ぎると愛宕山公園に奥州善光寺がある。奥州藤原氏2代の藤原基衡が父清衡の弔いのために創建した寺で、信濃善光寺の分身「阿弥陀如来像」が祀られている。
他に境内には北条一族を供養する板碑群 史蹟 北条塔や、樹齢800年以上と言われているシダレ桜もある。
【写真: 奥州善光寺 】
高清水宿
高清水宿は奥州道中と脇街道の佐沼登米道との分岐点。高清水城跡がある。本町裏清水、桂葉清水、小山下清水、清水権現清水、清水権現下清水、新町裏清水、金剛院清水の七清水が有名。高清水城は、大崎氏、亘理氏、石母田氏と城主が変わっている。
侍屋敷189軒。足軽屋敷96軒。宿場は本町(28軒;一町四十九間)、荒町(31軒;一町五十三間)、中町(28軒;一町三十八間)の三町からなる。本町が中心だった。