Googleはユーザーのセキュアなデータを極力平文で持たないようにしています。
その設定がオンデバイスの暗号化です。
オンデバイスの暗号化で、暗号化したデータを保存するのはセキュアなデータです。
セキュアなデータとはGoogleパスワードマネージャーにおける各種認証情報、Googleマップのタイムラインなどです。
平文で持たないとは、例えばパスワードがpassword1234だったら、password1234として保存せず、暗号化して保存しています。
つまり、5d34208a0dfce9394017f6946e499cf2 みたいな一見すると意味不明な、元のパスワードと全く違う内容のデータとして保存しているという意味です。
この暗号化はオンデバイス、つまりスマートフォンなどで暗号化しています。
この暗号化したデバイスで複合、つまり元に戻す必要があります。
これらの処理は自動的に行われているため、ユーザーからみると、それぞれが平文で保存されているようにみえますが、普段のスマートフォンのロック解除、OSのログイン操作などで行われています。
正しくアカウントやデバイスの管理をしていないと、暗号化したデータを元に戻せなくなります。つまり、データを失います。
Googleはユーザーのパスワードマネージャーなどのデータを、ユーザー側で暗号化したデータを保存しています。
ユーザー側のパソコンやスマートフォンがオンデバイスで、このオンデバイスで暗号化しているという意味です。
暗号化したということは、Googleのソフトウェアエンジニアが何らかの形で、ユーザーの該当データにアクセスしたとしても、Google自体はそのデータの中身がわかりません。
正確には、暗号化したデータ自体はわかりますが、それを複合化するのは困難です。
仮に、Googleのサーバーが不正アクセスを受けて、そのデータが流出したとしても複合が困難という意味になります。
実際にはGoogleが単純にユーザー側が暗号化しただけのデータを保存しているのか、内部ではさらに何らかの暗号化などしているのかも不明です。少なくとも、パスワードなどのデータはそのままの文字列では保存されていません。
オンデバイス暗号化した場合、その端末のPINなど画面ロック解除、ログイン操作などで自動的にデータが復元されています。
そのため、デバイスを不正に遠隔操作されているような場合は、パスワードが丸見えの状態になっています。
さらにユーザーとして注意したいのは、パスワードを忘れたなどで、パスワードを変更するなどアカウントのセキュリティ関連の設定を変更した場合です。パスワードを変更すると、データを複合するための鍵データが強制的に変更されます。
そのため、複合出来る状況にない場合に、パスワードを変更してしまうと、暗号化したデータが複合出来なくなります。
複合できなくなるシナリオ例
端末Aが使えなくなる。
端末Bを購入する。端末BでGoogleアカウントにアクセスしたいがパスワードを忘れたのでパスワードを再設定してアカウントを復元する。
この時に暗号キーが強制的に変更される。
端末Bで端末Aでオンデバイス暗号化したデータを復元出来なくなる。
そのため、端末Aでオンデバイス暗号化したデータにアクセス出来なくなる。