Googleストアでの分割購入とは

従来のオンライン販売では、高額商品の販売では一括払いが基本でした。一部、支払いに使ったクレジットカードでのリボ払い、分割払い、提携したクレジット会社での分割購入が出来る場合もありました。

近年、販売サイト自体が従来のクレジットカード、銀行振込などだけの旧来型の仕組みから、BNPL(Buy Now, Pay Later 今買って、後で払う)という新しいサービスに対応し、後払いや分割販売に対応するようになっています。
BNPLは近年注目される従来とは異なる新しい金融サービスです。

サービスによって内容が異なりますが、従来のクレジットカード、クレジット会社での審査よりも気軽に利用出来る後払いや分割払いサービスのため、若年層からの利用が期待されているのが特徴です。

ここでは日本のサービスを紹介します。

Googleストアでの分割購入

GoogleストアではSplititのサービスにより分割購入が出来るようになりました。(2021年7月より)

Spilititでの分割購入はクレジットカードを利用します。

購入時に、分割での購入を選択します。

ここで対応するVISAかMastercardのクレジットカード番号を入力し、与信枠で通常と同様に商品を購入します。請求はSpilititから毎月12回で分割された金利なしの金額が請求されます。
Splititが独自に分割で請求するので、分割やリボ払いの設定がないVISAかMastercardのクレジットカードでも、残高があれば利用可能です。分割などでの支払いが出来るクレジットカードでももちろん利用可能で、Spilititが分割するので、クレジットカードの分割を使った際に発生する金利もありません。

要するに支払い自体の余震などはクレジットカードのシステムを利用しますが、支払いは別途分割される仕組みです。

購入の具体例

仮に12万円の商品を購入する場合、クレジットカードに少なくとも12万円の与信枠(残高)が必要で、購入がクレジットカード会社から承認されれば、購入可能です。

利用出来るのはVISAかMastercardブランドのクレジットカードで、支払い時にSpilititの分割を使う事を選びます。

決裁が完了すれば、次の支払いから12分割した金額が12ヶ月間請求されます。
12万円の商品を購入した場合、金利なしの毎月1万円が12ヶ月請求されます。

請求はクレジットカードに1万円の支払いとして発生し、通常のクレジットカードの利用料支払いと合わせて支払うため、新たに振込等をする必要はありません。

詳細は

https://store.google.com/jp/magazine/installments

で、説明されています。

他社との比較

Google以外ではAppleもBNPL系のサービスを展開しています。

Appleストアの場合は、従来のクレジットカードによる分割払い以外にPaidy(ペイディ)による分割払に対応しました。(2021年6月)

Paidyはクレジットカードのように独自に与信調査を行っています。Paidyのサービスはいくつかあり、基本のペイディは後払いが可能なサービスで、電話番号での本人確認だけで利用可能です。
ペイディプラスは3回の分割払いが可能になるなどするサービスで、運転免許証かマイナンバーカード、顔写真の送信するだけで、すぐに審査が完了して利用可能です。

これに加えて、Apple専用プランが用意され、Apple専用の限度額が審査されて金利なしで最大24回払いが可能になります。
24回払いが出来るのはiPhoneとMacで、それ以外は3回払いです。

AppleとGoogleの比較

Appleが使用しているPaidyとGoogleのSplititを比べます。

クレジットカード
Google 対応するクレジットカード必要
Apple クレジットカード不要

与信審査
Google 事前審査なし
Apple 事前審査あり

限度額
Google クレジットカードの限度額
Apple 与信審査された限度額

金利
どちらも0%

分割回数
Google 12回
Apple 3回か24回