Googleのデータ保存ポリシーの変更

Googleは2020年11月にデータ保存ポリシーを変更を発表しました。

このポリシーは2021年6月から適用されます。

Google公式ブログでの発表内容 https://japan.googleblog.com/2020/11/storage-policies-update.html

さらに2年間アクセスしていないと、アカウント自体も削除するポリシーが2023年5月に発表されました。
ログインしていないと2年でYouTubeチャンネル削除 

2021年6月からのデータ保存ポリシーとは

保存ポリシーに該当しない場合

実際に削除される場合は警告が通知されます

削除する3ヶ月前に警告の通知が送られるそうです。

利用する事で削除を回避する

2年間使用していない場合にデータが削除されますが、単純にログインしただけでは利用した事になりません。

これはアカウント無効化ツールでも同じです。

ログインした上でそのサービスを実際に使う必要があります。

Gmailならメールを開いたり、送信したりなどサービスによって利用したことになる例がGoogleの公式ヘルプに解説があります。

https://support.google.com/googleone/answer/10214036

この件を2020年11月以降に気づいた方へ

この件は2020年11月12日に発表されました。

2020年12月になってからニュースサイト等でこの件に気づいた方は、Googleからの削除警告にも気づかない可能性がありますのでご注意下さい。

Googleにアップロードされるデータ容量

2020年11月12日に発表されたストレージポリシーの変更にはGmail、ドライブ、フォト全体で1日で430万GB以上アップロードされていると書かれていました。

これは4300TBなので、10TBのHDDだと430台になります。

つまりGoogleのシステムは(10TBのHDDだとして)毎日HDDを400台以上追加し続けなければ、ユーザーのデータを保存出来ません。

仮に1台2万円として、1日430台だと、860万円、1年で31億円です。当然HDDだけでなくサーバー全体で考えるとさらにコストがかかります。

Google Oneのユーザーはどうなるのか

この変更は主に無料ユーザーに対してのストレージポリシーの変更です。

有料でGoogle Oneのサービスを利用し、容量超過もなく、支払いも続いている場合は、サービスを利用して無くても2年間の利用等の制限は受けないようです。

https://support.google.com/googleone/answer/9312312

Google One をご利用で、未払いのお支払いや容量超過の問題がない場合、アカウントは有効な状態であるとみなされます。

自分のデータは自分で守ろう

Googleのサービスは完璧ではないので、自分のデータは自分で守るのが原則です。

クラウドならAmazon、Microsoft等のプラットフォームでも保存した上で、ローカル環境にも複数保存しましょう。